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注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

静岡空港利用者の推移(開港3年目第5月)~依然低迷する利用者数、税金投入でなんとか生命維持~

2011-11-04 18:34:00 | 静岡空港
静岡空港利用者数(搭乗者数)の推移

(注)開港初年については月ごとの発表のなかった上海便各月推計データを加味した上で3か年を比較したグラフです。
以下、開港3年目の第5月となる10月実績に基づき傾向を概観する。
<傾向>
開港3年目5か月間の傾向は、依然として前年度の4分の3程度の利用者数で推移しており低迷状態が継続している。
特に国際線にあっては回復の足取りは鈍く、前年同月比53.9%と前月の同55.4%をも下回り回復の兆しは見えない。
このような中、情報隠蔽体質の大韓航空がデイリー運行に戻し需要拡大を狙うが、情報透明性のあるアシアナには大きく差を付けられる展開となりそうだ。
国内線にあっては、対前年同月比90.9%と先月(同92.9%)に比べ回復も鈍りがちだ。
11月は国外線と正反対に、1便の廃止と2便の隔日運航で実質2便の減便となり旅客離れは避けられない。

県は万策尽きたかのように、ツアー補助一人3千円に加えパスメ[ト新規取得者には一人5千円の運賃補助の上乗せを図るなどなりふり構わぬ税金投入を加速させるが、薬漬けに等しい。
(税金補助)金の切れ目が空港生命の終わりという自滅パターンに陥った。

では、以下に今月の実績を記す。
<平成23年10月までの実績:対前年同月比>
路線:搭乗者数対前年同月比(H23.10/H22.10):搭乗率[H23.10;H22.10]

札幌線:95.8%(7,926人/8,270人):[67.2%;68.8%]
福岡線:119.2%(9,572人/8,032人):[65.6%;55.7%]
沖縄線:95.9%(5,548人/5,784人):[79.0%;75.8%]
小松線:-%(-人/1,568人):[-%;59.9%]
熊本線:-%(-人/2,608人):[-%;53.5%]
松本線:-%(-人/91人):[-%;59.9%]
鹿児島線:108.3%(2,753人/2,543人):[63.1%;52.4%]

国内定期便計:91.2%(26,132人/28,750人):[70.0%;59.2%]

国内線チャーター便計:-%(0人/93人):[-%;62.0%]

ソウル線:57.3%(9,292人/16,216人):[67.3%;72.7%]
上海線:55.3%(2,191人/3,961人):[53.2%;60.2%]

国際線定期便計:56.9%(11,483人/20,177人):[64.0%;69.8%]

国際線チャーター便計:26.4%(584人/2,210人):[89.8%;69.7%]

全路線計:74.7%(38,199人/51,137人):[68.3%;63.4%)]

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