「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

(無題)

2007-06-18 21:33:35 | 日記
今月の28日、私が残業の予定日というのにわざわざ日中にコンプライアンス推進月間の意見交換会を開くというので、せっかくなので有意義なものとなるよう当所総務課長、監察スタッフ、人事委員会あて昨年来の違法状態解消(法令遵守)に向けた改善要求をメールし、当日までに回答するよう求めたところである。
また、この外に、当事務所のホームページの誤りについて訂正を求めたので、今日はこの後段関連して書きとめる。

県の組織は、本庁と附属機関と出先機関に大別される。(静岡県行政組織規則第3条)
この内、部局に属するとされている組織は本庁のみである。(同4条)
出先機関は本庁の事務を分掌することはあっても部局に属する機関ではないのである。(同6条)
例外は下田出納室のように「出納局集中事務総室に出納室を附置する」と明記された機関であるが、これは6条にいう出先機関ではない。(同12条)
ゆえに、下田出納室は「出納局 下田出納室」と表記されるが、同第30条に規定の「静岡県賀茂健康福祉センター」を「静岡県厚生部賀茂健康福祉センター」と表記するのは誤りである。
あえて静岡県行政組織規則に沿って部と出先機関の関係を表すとしたら、「厚生部関係出先機関賀茂健康福祉センター」とするしかないのだ。
残念ながら、県内の健康福祉センターの中で当センターのみが誤っていたので訂正を求めたのである。
これらは組織の基本といっても良いことであるが、近年の相次ぐ組織改正のためか、ないがしろにされている実態がある。
県出先機関のホームページを見れば顕著だ。
防災局は
「静岡県総務部賀茂地域防災局」
「静岡県総務部防災局西部地域防災局」
と、ばらばら。
正しくは「静岡県賀茂地域防災局」「静岡県西部地域防災局」だ。
昔からある財務事務所や土木事務所は全事務所正しく表記されているが、近年発足の出先機関である県民生活センターはすべて誤っている。
たかが名称というかもしれないが、されど名称だ。
もし、厚生労働省静岡県厚生部静岡県賀茂健康福祉センターという名称だったら、まるで厚生労働省の出先職員のように意識し、業務もそのように執り行われかねない。県民よりも所属組織を向くだけの出先となってしまう。
そもそも、私は厚生労働省や静岡県厚生部を冠した辞令はもらっておらず、厚生部職員と名乗ることはできないのである。
先に厚生部職員が共有するキャッチフレーズ(基本理念)を募集すると厚生部長から健康福祉センター職員にメールが来たが、前記のとおり厚生部関係出先機関に過ぎず、健康福祉センター職員は行政組織規則に定められた独自の所掌事務を有し厚生部の所掌事務だけを所管するだけの組織ではないのだから、「厚生部職員として」といわれても困惑するしかない。むしろ各出先機関職員は現場の最前線にあるセンター・保健所職員として政令市の保健所などとともに厚生部職員・県民部職員等関係本庁職員に対し「県民に代わってものいう機関」として誇りを持つべきであろう。
厚生部長という職責にあるのだからせめて基本的法令を踏まえて立案し行動してもらいたいものである。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿