空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『ありえないほどうるさいオルゴール店』

2018-08-29 22:30:20 | 本の森
『ありえないほどうるさいオルゴール店』瀧羽麻子 を読む。

時に音楽は、言葉以上に「想い」を伝えます--。

確かに。

どんな内容の本なんだろう?
「ありえないほどうるさい」しかも「オルゴール」が?

あんまり想像できないけれど…

と詠み始めた本。


耳の聞こえない少年。
音楽の夢をあきらめたバンド少女。
不仲だった父の法事で帰郷した男性。
長年連れ添った妻が倒れ、途方に暮れる老人。

その心の中に流れる音楽が聞き取れるほど耳のよいオルゴール店の店主。

北の地でひっそりと営業している(いた)という設定なので
北の地に行ってみたい、友達に会いたいと思いました。

そしてそんな店主がいたとしたら私の心にはどんな音楽が流れているのか
きいてみたい、オルゴールを作ってほしい気がしました。

音楽は雄弁だと、私も思っています。




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