この日の本来の目的はこちら。
10年前が第1回。
まだまだ子育て真っ最中で、東京に行くことなんて
今考えると不思議なくらいだけど、
とてつもなく遠出だと思っていた。
しかも1人で行くなんて、とんでもない!
そういうわけで、第1回は行けませんでした…
今回は絶対行く! と意気込んだわりには
チケット撮りに出遅れて、あれやこれや紆余曲折を経て、この日を迎えました。
2日間に日程で行われて、どのステージも魅力的。
プロの奏者の方々(しかも超有名どころ)が次々と演奏してくださるステージが計4つ、
愛好家の方々の演奏が計2ステージ。
1日目のみの参加なワタクシ、
12:00開演の愛好家ステージから聴きます♪
(自由席のため、まず開場時間前に並びます…長蛇の列
リコーダー愛好家とは、全国にこんなにいたのね)
「愛好家」のステージですが、チェンバロ…調律師さんが真剣に調律中。
8団体によるリレー形式のステージです。
以前チャリンジャーフェスティバルでお仲間に加えていただいたオーケストラのみなさんもこのステージで演奏されていました。
古典的な響きの楽曲から、
日本の祭りが題材の曲(衣装もお祭りのワクワク感が現れるようなものにして)
などなど、幅広いジャンルをそれぞれのグループ色を出されての演奏で
(プロの皆さんの演奏はもちろん、とても素晴らしいのだけれども、
時として「別次元…」「雲の上…」と思わないわけでもないのですよ)
もうちょっとがんばろうか、という気持ちにもなる。
トリを務めたグループは、入場してきたのはホルン、コントラバス…その他いろいろ。
??
リコーダーではなく? オケですか?
モーツァルトのオーボエ協奏曲をリコーダーソロで!でした。
たぶんあのどよめきを期待しての入場でしたよね、狙ってましたよね!
(大成功だと思う)
あっという間に1時間半が過ぎました。
~~遅めの昼食をとります。~~
点心、豆乳粥、おいしかった!
~~会場に戻ります。~~
ロビーでは楽譜の販売あり、
新発売になる楽器の試奏コーナーあり
出演者のチラシ置きあり(今後のコンサートへのお誘い)、
リコーダー制作者の皆さんのブースあり
(リコーダーは木管楽器なので、材質でも音色が異なります。
オーダーやメンテナンスも受け付けていたようですね)
音楽祭オリジナルの物販も。
人であふれかえっていました! スゴイ!
そして、作曲者も、演奏者も
有名な先生方がそこかしこを歩いていらっしゃるという、
夢の世界が繰り広げられている。
~~ 15:30開演(マチネ)「輝き」~独奏曲~ ~~
リコーダーは本村睦幸さん、吉澤実先生、村田佳生さん、中村栄宏さん、
吉嶺史晴さん、田中せい子さん、ダニエレ・ブラジェッティさん、江崎浩司さん
ヴィオラ・ダ・ガンバの平尾雅子さん、
チェンバロの上尾直毅さん、中村恵美さん、
ピアノの安嶋健太郎さん。
司会は浅岡聡さん。
8人のリコーダー奏者の方々の演奏はそれぞれに個性的。
本音楽祭のディレクター、本村さん(+平尾さん、上尾さん)。
演奏されていた楽器は4度フルート(Bフラット管)。初めて見た!
デュパールの序曲。
吉澤先生(ソロ)
廣瀬量平のメディテーション。
この曲はいつ聴いても、すさまじく魂を揺さぶられ、
もっていかれそうになる。
先生の血管切れないかと若干心配になるくらい、
鬼気迫るようなすさまじさがある。
あの楽譜をもし見たとしても、どう吹けと指示されているのかすらわからず、
どう表現すればいいのか見当もつかない、と途方に暮れるに違いないと思う。
1曲目のデュパールとは対極にあるのでは?と思うくらい
振れ幅が大きい。
(そう、それもリコーダーなのです)
村田さん(+平尾さん、上尾さん)。
SNSで「村田さんに習っているの」というかたとお知り合いになった。
私はその方を実際には存じ上げないのだけれども
村田さんはその方を教えていて、
その方を知っている村田さんの演奏を今日私はここで聴いている…
みたいな、変な感覚を覚えた。
レイエ・ドゥ・ガンのリコーダーソナタ。
18世紀に戻る~。
中村さん(+安嶋さん)。
西澤健一のリコーダーとピアノのための小ソナタ。
大きな音の出る楽器を使われていて、ピアノにも負けない、
そして若いきらめきのある音色だった。
作曲者の西澤さんも登壇してご挨拶されていた。
(ネット上で見かけるプロフィール写真から受ける印象と
実際の中村さんには若干の隔たりがあったような)
このお二人で活動されることも多いとおっしゃっていた。
ロビーでCDも販売してますよ、という言葉に心が揺れるw
~~インターミッション~~
後半開始。
吉嶺さん(ソロ)。
フランダースリコーダーカルテットのメンバーでもいらした吉嶺さん。
今日の雰囲気は、修行僧みたい。
自然の中で、草履をはいて生活している、みたいな?
ご自身が作曲された無伴奏テナーリコーダーのための「阿修羅」(初演)
これがなんとも雰囲気にあっていらっしゃる。
懐かしいような、どこか攻めているような。
もっと聴いてみたいかもしれない。
田中さん(+平尾さん、上尾さん)
普段は夫のダニエレさんと一緒に演奏されることが多いそうですが
このステージは独奏曲のステージなので、とのこと。
マシュー・ロックの2声のコンソート<友人たちへ>より。
ダニエレさん(+平尾さん、上尾さん)
セルマ・イ・サラヴェルデのカンツォン第3番。
田中さんの曲もダニエレさんの曲も、
同じ17世紀の曲だということなのだけれども
全然違うんですよねぇ…おもしろい。
マチネの最後は江崎さん(+中村さん)。
TV出演もたくさんされているので(「名曲アルバム」とかにも)
お顔や音色は存じ上げていたけれども
ああ~こんな感じのお話をされるかたなのか~と思う。
演奏者ひとりのなかで、これだけいろんなジャンルの曲をこなす、というか
盛り込もうとするのも、さすが江崎さん…
ジョップリンのオリジナルラグ
ファン・エイクの「笛の楽園」よりナイチンゲール
エルガーの愛のあいさつ、ジャズ編曲
ハチャトゥリアンの剣の(小)舞 →27秒に短縮されてる
マルケッティの魅惑のワルツ
すごいすごい。
~~2時間近くのステージ終了~~
まだまだ続きますよ。
情報過多でおなか一杯。幸せなことです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます