Local-Liner ~静サツ雑記帳

静岡運転所札幌派出所=静サツへようこそ。
札幌圏の鉄道を軸に、気ままに書き連ねていく日記です。

18きっぷで留萌本線全駅踏破の旅 第3回 交通手段はよりどりみどり~幌糠駅

2016年01月14日 | 鉄道 ‐ 旅行(2016年)


 本日(1月10日)初の下車は幌糠駅です。



[駅データ/幌糠駅 Horonuka]
開業:1910年11月23日
構造:1面1線(かつては2面2線)
由来:アイヌ語の「ポロ・ヌッカ・ペッ」poro-nupka-pet(大きい・野原・川)より




 列車を見送り、探索開始です。



 幌糠駅には車掌車を改造した待合室が置かれています。



 待合室とホーム。しっかり雪が積もっていますね。



 内部はきれいに掃除されていました。



 幌糠には始発2本を除く15本が停車します。



 運賃表。





 留萌本線独自のものとして、留萌本線のみの時刻表と、接続列車に特化した時刻表の2種類があります。深川を除く留萌本線全駅に設置されています。



 駅の楽しみの一つとして駅ノートがあります。
 北海道では無人駅の大多数に設置されている駅ノート。読むだけで時間を有意義につぶせる一品ですが、幌糠にはケースだけしかありませんでした。机の書き込みから、どうも夏に誰かが盗んでいったようです。
 ここに限らず、最近駅ノートの盗難が相次いでいます。ゴミ箱に捨てられていた(於札内駅の書き込みより)ケースもあったりと、モラルのない行為が目立ちます。いったい何がしたいんですかね。自己陶酔?

 仕方ないので、持っていたルーズリーフで仮の駅ノートを作りました。書き込みにもしましたが、もし次に幌糠を訪れる際は、ぜひ駅ノートの寄贈をお願いします。私は行けるとしてももう少し先になりそうなので…… 



 次の列車まで1時間ほど時間があるので、周囲をまわります。



 結構人家が多いです。

 このあたりは内陸では大きな集落だそうです。見たところ廃墟はありません。



 30~40軒ほどあり、さらには学校と郵便局まであります。店がないことを除けば確かに大きな集落です。



 除雪にいそしむ人々。
 この日は10人ぐらい見かけました。



 歩いて5分ほどのところに踏切がありました。



 踏み切りの名前は「四線道路」。



 深川方面は右にカーブしています。



 留萌方向には幌糠駅が見えます。駅からはおよそ400メートル。かつてポイントがあった場所から200メートルほどでしょうか。



 踏切を渡ると、国道233号線が見えます。



 この地点にはさらに、深川留萌自動車道への入り口(留萌幌糠IC)が目の前にあります。高速からダイレクトに集落にいけるとは、なんという好立地。



 気が向いたので通過する自動車を撮影。国道233号は旭川~深川~留萌を結ぶ道路で、留萌国道と呼ばれます。集落を通るので、こちらを通る車も少なくありません。



 100メートルほど歩くと、バス停があります。名前はそのまま「幌糠」。



 人口規模は100人少しの集落ですが、バス路線はかなり充実しています。

 まずは札幌に向かう「高速るもい号」。滝川・雨竜経由の4往復が停車します。
 続いて留萌~旭川を結ぶ、沿岸バス・道北ばす共同運行の路線バス。こちらは一日10往復です。一部は快速運転をしますが、幌糠は全便停車。峠下~留萌の区間便も1往復あります。
 これに加えてJRが一日8.5往復があるわけですから、交通に関して不便を感じることはないでしょう。

 さらに目の前に国道と高速道路(しかも深川までは無料)があるのですから、恵まれているというほかありません。



 留萌方面にしばらく歩くと、駐車場があります。高速も近くにあるので、PAの機能も果たしているといえそうです。

 車の除雪をしているおじさんが一人いました。



 立派なトイレがございます。



 この駐車場の裏手にはは駅よりやや高い位置なので、夏場なら幌糠駅を見渡せるのでしょうが、雪が積もった今は柵にすら容易に近づけません。



 ちなみに駅からはこんな風に見えます。



 用を足してから留萌方向に再出発。流し撮りの練習を兼ねて、クール便を撮影。



 左から高速道路、国道、そして茂みの奥に留萌本線が、揃って左に舵を取ります。



 500メートルほどでバス停を発見。留萌方面(右)は完全に埋もれています。深川方面のバス停(左)も電柱の影で見つけにくい場所にありました。



 こちら「幌糠一線」バス停は、留萌~旭川の路線バスのみが停車。快速便も通過します。幌糠バス停からも遠くないので、あまり利用価値は見えませんが……



 線路と道路が再び出会います。



 国道が坂を下りきったところにあるのが、この幌糠沢踏切。



 留萌方面はまっすぐに進んでいます。



 深川方面は右にカーブ。カーブの終端に幌糠駅があります。



 一線という名前からも分かるように、ここが幌糠集落の末端部です。



 新しい駐在所。
 これだけみても、幌糠の集落がそれなりの大きさであることが分かります。



 約30分ほどで一周してきました。

 

 駅ノートの整理とかをしていたら、次の列車の時間が近づいてきました。深川方面の乗り場で列車を待ちます。

 右に見える除雪されているところがかつてのホーム跡と思われますが、特に使われてもいないホームを除雪する理由はいったい?



 再掲となりますが、留萌方面。こちらも除雪されています。不自然に雪が少ないので、余計謎が目立ちます。



 とか言っているうちに、4926Dがやってきました。4923Dの折り返しなので、またキハ54-527です。


 という事で、幌糠から次の駅へ。

おまけ



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ノート配置しました (コル注@埼玉)
2016-01-31 02:03:56
仮の駅ノート作成ありがとうございました。
2016/1/28に留萌駅経由で増毛駅に行ったのですが、
待ち時間を利用して幌糠駅にも寄ることが出来たので、
余分に持って行ったノートを駅に配置して参りました。
今回は都合上、駅滞在時間は僅か10分程度でしたの
で、留萌線があるうちにまた訪問したい思います。
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