虫愛でる主婦の日記

茅ヶ崎在住25年を超えました。
このブログも20年目を超えました。よく続くねぇ

毛深いシリーズ・5月号 箱根湿性花園2012(その3)

2012-05-03 06:00:00 | 毛深いシリーズ
 
春になって、出てきました。


箱根には、毛深いものがたくさんあった。

最初の写真は、シコクカッコソウ(四国勝紅草)。
『カッコソウより毛深い。』と紹介されていた。

サクラソウの仲間なのは確かなんだけど、カッコソウとともに絶滅危惧種なんだそう。




↑おなじみオキナグサ(翁草)。
花後の穂も毛深い。




↑これはもしかしてこのブログ初登場かな?
と思ったけど2005年(えっ!!)に載せていた。

クマガイソウ(熊谷草)も、茎にびっしりと産毛が生えている。

ちなみに全体像はこちら。↓





赤みのあるアツモリソウに似ているんだけど、

膨らんだ形の唇弁を昔の武士が背中に背負った母衣(ほろ)に見立て、がっしりした方を熊谷直実(くまがいなおざね)に、優しげな姿の方を平敦盛(たいらのあつもり)にあてた(by Wiki)

という説がある。
花なのに「がっしり」って…(^^ゞ

日本人の花の名前の付け方って、ほんと面白いね。
花を武将に見立てるなんて、ほかの国ではないだろうね。

ちなみに学名Cypripedium japonicum の『Cypripedium』は、
ビーナスのスリッパ、という意味になるんだそうだ。

ユニークな花にはユニークな名がつく。

非常に育てにくい花の一つなので、箱根湿性花園で見られるというのはありがたいことなんだな。




↑ヤマドリゼンマイ(山鳥薇)。


ウチの夫はなぜかシダ類がものすごく好き。
ワタシは、恐竜時代から同じ姿で、湿気が多いところの植物なんで(?)あんまり好きじゃない。





↑リシリヒナゲシ(利尻雛罌粟)。

以前苗を買ったことがある。
咲いた後の種を蒔いたが芽が出なかった。

日本にただ1種の野生ヒナゲシ。

花も咲いていないのに写真を撮って載せるのはワタシくらいか(爆)。





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