今日は千葉県鴨川市にあります、鴨川シーワールドについて書きたいと思います。今日は気づきというか、感想です。
ぼくは基本、水族館が小さいころから好きです。ぼくは40歳を超えても泳げないのですが、水の恐怖と魚に対しての神秘性であったり畏怖も重なり、怖いものみたさもあって逆に好きなんだと思います。
子どものころは、よく神奈川県油壺にあった油壺マリンパークに毎週のように連れていってもらってました。#イルカのショーが特に凄かった!
話しを戻しますね。鴨川シーワールドはなんといってもシャチです。日本の水族館でシャチに会えるのは、この鴨川と名古屋です。
鴨川シーワールドにおいてはシャチのショーを観て楽しむことができます。想像以上に大きく、迫力もあり、普通に濡れる可能性もあるので、ドキドキ感もあり魅了されます。また白と黒のコントラストのせいもあるのか、とてもかわいく見えます。
シャチのショーの魅力を勝手に自分なりの視点でご紹介します。現在鴨川シーワールドには、4頭のシャチがおります。人間と同じで、それぞれに個性があります。もちろん脳の発達も進んでいるので賢いです。
この4頭とトレーナーが織り成すショーは、正確に言うと楽しめるというより、感動を与えてくれます。その理由を3つあげてみました。
①シャチとトレーナーの信頼関係
ショーのなかでも、ショーとショーの合間でもシャチとトレーナーの信頼関係を垣間見ることができます。トレーナーはシャチにたくさんの愛情を体全体を使って伝えます。そしてシャチはトレーナーの指示や合図に健気に応えていきます。
その姿は一度見ただけでも、観客にも伝わってきます。言葉が通じないなか、信頼関係を築くのに、どれほどの壁を越えてきたか。その日々を想像しながら、目の前のショーを観ていると、胸にグッとくるものがあります。
② シャチも気分によってはショーに参加しない。
シャチは見てると気分屋的なところがあります。日によっては4頭すべて、本プールではなく、サブプールに控えることもあります。一頭も出てこないときは、出てくるまで無人のプールを眺めるだけになります。賢く、頭も良いからこその出来事でもあります。観ている側としては、今日の気分はどうなんだろうか…何頭でショーをするのかな…最後まで気分よく演技をみせてくれるのであろうか…などなど、ハラハラ感もあるので、最後までやりきったシャチとトレーナーの姿をみると余計に感動します。
③トレーナーさんの努力
これも見たらわかるし、見なくても容易に想像できることではありますが、やっぱりトレーナーの演技も素晴らしいので見いってしまいます。自分の体力づくり、ショー演技の練習、サインや合図の習得、シャチの世話やシャチとの関係性作り、ショーの公演にあたっての構成等の打ち合わせなど、トレーナーさんの負担ってすごく大きいんだろうなぁと思います。自分一人で進めていけるのであれば、まだ楽なのかもしれませんが、シャチも含めたチームプレーなので、チームワークも考えて意識しないといけないのだと思います。
以上3つがぼくが考える、シャチのショーの魅力です。
今は情報が溢れていますし、流行り廃たりの回転も早い時代です。常に新しいモノを求めていく傾向もあります。
そのなかで、このシャチのショーは基本的には全体的な構成変わりません。もちろん日によって、前述したようにシャチの気分によって、細かくみるとショーの内容を変えてはいますが、基本変わりません。
でも逆に基本を変えなかったことにより、このショーの精度は高まってきたのではないかともとれます。つまり毎日毎日より改善を積み重ねてきたことにより、現在の魅力溢れるショーになったのではないかと思います。
あとこれも大事な視点だと思うんですが、ぼくは一人で来ることもあるのですが、大抵は子供を連れていきます。そうすると自然と子供もシャチが大好きになります。そして、大人になり、うちの子供が家庭をもち、その子供を連れてシャチを観に行く…そこには自分が子供のころに観ていたシャチのショーが展開されている…思い出とともに素敵な時間を過ごすことができる…。
ショーの構成がガラッと毎年、毎年変わってしまうと思い出が霞んでしまいます。時代とともに変えていく変化も大切だとは思うんですが、変えてはいけないモノも確かに存在します。その見極めってとても大切だと思います。
ぼくも仕事において、変えていくモノ、変えてはいけないモノを意識して、考えていかないとなぁと鴨川シーワールドから気づかされました。
皆さんも変えてはいけない、本質的なモノはお持ちですか?たまには振り返ってみてもいいかもしれませんね。それではまた。お元気で。