ヴィクトリアマイル一考
今週末のメインレースは牝馬限定戦のG1レースであるヴィクトリアマイル。現役最強牝馬のアーモンドアイが出走することでも注目を集める。
阪神牝馬Sがマイルになって以降、同レース組が圧倒的に強い。三連複馬券なら最低でも1頭はこの組から馬券になると見て軸馬にするのがよさそうだ。なお古馬牝馬限定G1レースでは1番人気が13連敗中。2013年のヴィルシーナを最後に勝利がないことは注目すべきデータだ。
東京と阪神は実力が出やすいフェアなコースだと言われる。パドックや返し馬の様子を見て、好印象の馬を人気に関係なく素直に買うのがよさそう。
◎アーモンドアイ
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有馬記念では行きたがってしまった。疲れてしまい、最後は走るのをやめてしまっていた。今走も予定していた海外レースを回避しての参戦となるのが気になる。とはいえ、6日にはこの馬らしい走りで好時計を出した。最有力。
○ラヴズオンリーユー
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前走は半年ぶりのレース間隔が敗因か。こちらも走ってはいないがドバイ帰り。今走も半年ぶりのレース間隔となるのがどうか。前年のオークス馬。鞍上は引き続きミルコ・デムーロ騎手。
▲ダノンファンタジー
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前走は阪神牝馬Sで⑤着に沈んだ。長期休み明けで馬体を大きくして登場。これが必ずしも敗因とは考えられないが、7日の時点で前走時よりも6キロも減らしてきている。大きな上積みがありそう。あいかわらず気難しさが課題となる。
ノームコア
前年の優勝馬。前年同レースで本格化した感があり、続く東京での重賞レースも完勝。前走は香港遠征を挟んでの高松宮記念だったが、距離大幅短縮に加え、海外遠征後緒戦で参考外。前年優勝、富士S完勝の流れで考えるならば有力。前年の鞍上はレーン騎手だったが、今走鞍上の横山典騎手には当該レース2勝の実績がある。
サウンドキアラ
今年も前走阪神牝馬S組が馬券に絡んできそうだが、サウンドキアラは同レースで❶着。好枠からの出走で、展開も向いた。とはいえ、最後はいつも甘くなる阪神で勝ち切ったのは大きい。ただ阪神牝馬S❶着馬は過去馬券にすらなっていない。
ビーチサンバ
阪神牝馬S④着。阪神牝馬Sでの順位が問われない傾向と当該レースの好走率が高い4歳馬との組み合わせでデータ的には有力。マイルではいつも位置取り次第の馬だが、広い東京でなら見直せる。
シャドウディーヴァ
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阪神牝馬Sでは右にもたれる癖が出た。前走は馬体を充実させて参戦してきただけに残念な結果となったが、そのぶん左回りでの巻き返しが期待できる。東京では❶着は1度だけだが馬券をハズさない安定感がある。個人的には最低でも馬券になると見ていて、狙っている1頭でもある。