神佛の加護をいただく

神佛の
ご加護をいただくには・・・
密教修行を通じて体験したことを書き続けたいと思います。

善と悪と苦を明確にする

2013年11月14日 11時35分31秒 | 秘密の教え・密教とは

諸の悪を 作すこと莫れ (もろもろの悪を なすこと なかれ)

諸の善を 奉じて行い  (もろもろの善を ほうじて 行い)

自ら その意(こころ)を浄(きよ)くしなさい

これ諸佛の教えなり。


悪いことは止めて 悪いことをしません。

善いことを積極的に 実践しましょう。

自分のためにも 他人のためにも 善いことを しましょう。

善い行いとは 悪い行いとは。  苦を苦と知り 悪を悪と知ること


身体で行う みっつの悪業。 自己中心的な行動

 

殺生(せっしょう)。命あるものを むやみに殺さないこと。

いじめ セクハラ パワハラ 暴力をふるうこと 虐待 傷つけること DV

 

偸盗(ちゅうとう)。盗むこと。

与えられたもの以外は取らない。

万引き 泥棒すること 置き引き 空き巣 金品の強奪 強盗 盗撮 盗聴

 

邪淫(じゃいん)。淫行。

決められた相手 夫婦 婚約者以外との性的交渉はしないこと

不倫 浮気 強姦 不義密通 姦通すること 援助交際 売春 買春


言葉で行う よっつの悪業。 言葉の暴力 自己正当化 責任転嫁

 

妄語(もうご)

嘘をつくこと 妄言 虚言 でたらめ 偽りの言葉 でまかせ

 

綺語(きご)

美しく飾った言葉 事実を隠して偽り飾った言葉 おべんちゃら

 

悪口(あっく)

人を悪く言う さんざん悪口を言う 悪口雑言 愚痴を言う

 

両舌(りょうぜつ)

二枚舌 善いこと悪いことを双方に言うこと


意(こころ)で行う みっつの悪業。 感情主体 喜怒哀楽が激しい

 

慳貪(けんどん)。ケチ 貪り。

欲の深いこと 邪険なこと むごいこと つっけんどん

 

瞋恚(しんに)。怒り 憤り。不平不満を思う心

自分の心に違うものを怒り 憎む 恨む心 些細なことでブチギレる

 

邪見(じゃけん)

邪まな見方 正しくない考え方 自我中心的な考え方

以上の教えを十悪業の教えといいます。


正しい見方をする 正しく思うこと。

施しをすること 正しい行為行動 正しい生活 正しく精進努力すること。

正しい言葉づかい 優しい言葉 真心のこもった言葉

正しい正直な言葉 争いを和らげる言葉づかいをする。

 

感謝の心 優しい心 思いやりの心。

正しいことを 常に 心に 念ずること。

常に大日遍照金剛さまを念じて忘れないこと。

正しく心を静めること 瞑想すること。

信じて 念じて 行ずる。

以上のことを心がけましょう。



四苦 生・老・病・死

生きることは 苦しみである。

老いることは 苦しみである。

病にかかるは 苦しみである。

死ぬことは 苦しみである。


愛する者と別れる 苦しみ

夫婦 親子 友人知人 親友 恋人等との生き別れ

死に別れる苦しみ。 

 

怨みのある者 憎い者と会わなければならない 苦しみ

人間関係 職場 学校 町内会などで 気に入らない人 気にくわない人

嫌な人 嫌いな人に接しなければならない苦しみ。

 

求めても得られない 苦しみ

自分の思い通りにならない 苦しみのこと。

 

人間の心と身体の欲望が 盛んである苦しみ

もっとお金が欲しい 美味しい食事がしたい食欲 性欲 名誉欲

権威が欲しかったり 偉くなりたかったり 物欲等 さまざまの欲望があり

執着して 苦しむということです。

以上が 四苦八苦の教えです。


善と 悪とを ハッキリと 区別しましょう。

悪を 悪と知り 善を 善と知ることが 大切です。

悪因悪果 善因善果 業因縁 自業自得が鉄則です。

善心を起して 善行を行いましょう。

四苦八苦の教えにより 苦を 苦と 認めることが大事です。

苦を 苦と 知って 苦しまないためにも

苦が 苦で あることを しっかりと 認識するのです。

この世の中の ものごとは すべて 苦しみです。

苦しむのが 当たり前なのだと 分かれば

苦しみを 苦しみとして 受け入れられれば

苦しまないで 生きる 生き方が できるのでは ないでしょうか。

日々の生活の中で 真実の教えに 照らし合わせて 考えてみる。

正身端座して 心を落ち着かせ 合掌して

南無大日遍照金剛を お唱えしながら

大日遍照金剛さまを 念じて

自らの心を 浄める。

そして 目の前に起こる すべてのものごとを

ありのままに 受け入れられる 心を育てましょう。

祈り 念じることによって 見方 考え方を

別の視点から眺めて見る 見方に変えて

別の視点から考えてみる 考え方に変えてみましょう。

有難うございます。有難うございました。

あなたに 神佛のご利益がありますように

合掌

 

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