久しぶりに”日本中が湧いた”との表現がピッタリだったWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)
日本チームが3大会ぶり3度目の優勝
おめでとうございます。
大谷翔平選手が大きく取り上げられる大会でしたが、日本チームは過去最強チームとの前評判どおりだった。
強化試合→日本ラウンド→決勝ラウンドと進むに従い、注目度も上がり、野球ファンを多く増やし、興行的にも大成功だったのではと思う。
大会終了後も後追い記事が続く形で、間もなく開幕のプロ野球への関心を高めている。
強化試合のTV放送ではイニング間のCMが大谷選手を起用したものばかりで、ビックリしたし、大谷選手の大会か、、、と思った。
大会が進むにつれ、他選手の活躍も目立つようになり、日本プロ野球の層の厚さや若い選手の躍動がこの先の明るさに希望を感じることになった
なにより、選手たちのプロ意識の高さに心揺さぶられた
プレイスタイルというか試合に臨む姿勢というか、今までのプロ野球・プロスポーツとは時代が変わったな、と印象を持った
TV放送にしても、選手の苦労話や家族・生い立ちなどを交える”ポエム語り”がなかったのも良かった
選手紹介に変なニックネームを付けることもなかった
パパラッチまがいの追いかけ・隠しカメラ報道(ホテルを出たとか何を食べたとか)もなかった
メジャー選手が加わったためか、表にでる個所と選手のプライバシーがきちんと分けられていた
試合が面白ければ、選手のプライベートに触れなくとも、十分ファンを増やせる
大谷選手のスタイルが牽引・影響しているのだろうが、「有名人だから何でも晒して良い」という下衆な取材から選手が守られている感じがして好感が持てたし、プロ選手の立ち位置が変わったなと思った
これが野球に限らず大金が動くプロスポーツの世界基準なのかもしれない。
大谷選手自身の素晴らしさはもちろんだが、大谷選手をサポートするチームの凄腕を感じずにはいられない。
大会中大きく話題になった女性化粧品のCMを始めたとするCM・スポンサー選択の秀逸さ
学生時代から失言の少ない大谷選手だが、メンタルコンディショニングや広報対応の術はいつから意識させどう身につけさせたのかとか、
練習の往復を含むスポンサー商品を大谷選手らしく魅力的にみせるスタイリング、
幼少を含む過去のエピソードが漏れ出ない対策、などなど
想像が及ばない世界レベルのそれもトップのスポーツ選手の世界が凄いということは感じることができた期間でもあった。