side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

グラスホッパー 伊坂幸太郎

2020年12月22日 | 書籍・雑誌

*****ご注意 一部ネタバレを含む可能性があります *****


2004年に単行本で刊行、映画化もされた作品

3人の殺し屋のストーリーだが、妻が殺されて、その復讐を誓った元教師 鈴木が殺し屋の一人と関わり、話がややこしくなる。

そもそも 殺し屋って???
日本の話?
という気持ちで読み進めていくのだが、余りに荒唐無稽すぎて、だからフィクションとして楽しめる
殺し屋のキャラクターも魅力的

殺し屋の一人は相手の目を見ることで、相手が自殺を選ぶようになる・・・という設定
その殺し屋も罪の意識からか自分が自殺に追い込んだ人物の幻覚に悩まされている
他人の死に近い人は自分の死にも近いということか。

舞台は2日間の追跡劇。
展開が速く、読みやすい。
ハードボイルド小説に分類されるらしい。

殺し屋シリーズとして、「マリアビートル」(2010年)、「AX」(2017年)が続いて刊行している。







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