シャバ駄馬男「シャバでひとつ…」

秋田のタレント、シャバ駄馬男のたわいない日常ダイヤリー

知人が亡くなりました…

2010年04月22日 | プライベート
数日前、知人が突然亡くなった。

作業中の事故だったようだ。

サッカー仲間でもあり、何よりもついこの前、俺自身が披露宴の司会をしたばかりなのに。


 1ヶ月あまりで、同じようなメンツが、ネクタイの色を変えて集まることになってしまうなんて…



披露宴の打ち合わせの時、

「絶対に照れるから読めない」

と、新婦の手紙を代読してほしいと奥さんに言われた。


当日は案の定、

「本人に読んでほしい!」

 と、あちこちから声がかかり、それでもやっぱり照れている奥さんだったので、なんとか代読させて頂いた。


 なのにどうして


 今度は、代読ではなく、喪主として、泣き崩れそうになりながらも気丈に振る舞い、自らしっかり挨拶をしている。

 みんなが期待していた手紙の内容とはかけ離れてしまった。そんな声を聞きたかったんじゃない。




 あんなに幸せいっぱいだった披露宴から1ヶ月ちょっと。


 こんなに早く彼がこの世を去るなんて、誰が想像できただろうか。



「運命」というのがとても非情だということは、だいぶ理解できる年齢であるつもりだ。

 しかし、このシナリオを作ったのが神の与えた運命だというのなら、神は、人の命などおもちゃにしか考えていない役立たずじゃねえか。




 司会打ち合わせの時は、二人のプロフィールをしっかり聞くことになる。間違いの無いように細かく聞き、当日、なれそめなどをあわせて紹介する。

 司会者がカップルと初対面であっても、このやりとりで、その二人の人生に深く関わったような気になる。そして当日一緒に感動する。


 決して順風満帆だったとは言えない、彼と奥さんのそれぞれの人生ではあったけど、二人は巡り会い、子供二人も交えて、いよいよこれから、明るく楽しい家庭を築こうとスタートを切った矢先。


 神よ。よくもこんな理不尽な物語を作りやがったな。


 あまりに突然で途方に暮れ、泣き続けるしかない奥さんや子供達を、親族や知人友人が一生懸命支える。自分にも何か出来ることがあるなら、なんでも手伝わさせてほしい。


 こういったパブリックスペースで言ってはいけないことかもしれないが、黙ってられないから言う。


 この世の中に、平気で人を傷つけたり殺したり、誰のためにもならない自分勝手な人生を送っているクソ野郎どもがのうのうと存在し、逆に、志半ばで、病や事件、事故などにまきこまれ、そんな理不尽な形で命を失うことになってしまう人がいる。


 よう神よ! そんなんありかい!?


 死んでから天国だ地獄だなんて悠長なこと言わねえでさ、生きてるうちになんとかしてくんねえかな。


 この世から、

「無念」

って言葉が必要なくなるようにさ。





スイマセン、口悪くて…



でも、人ごとじゃないんです。



なんだか悔しくて、やりきれない。


今はただただ、ご冥福をお祈り致します。