シャバ駄馬男「シャバでひとつ…」

秋田のタレント、シャバ駄馬男のたわいない日常ダイヤリー

こしゃるず2012

2012年11月08日 | スポーツ
 秋田市サッカーリーグ各部の1位と2位がトーナメント形式で頂点を争うチャンピオントーナメント。

 シニアの部門もあり、われらがこしゃるずは、ヤング&シニアどちらもリーグ戦無敗でこのステージへ。

 それだけでもすごい事だが、このトーナメントでは、俺も出場したシニアは惜しくも1-2で準優勝だったものの、ヤングは、激闘の末3-3の引き分けから延長でも決着つかず、最後はPK戦を制し優勝。

チームは三冠の栄誉を勝ち取った。



 シニア決勝に関しては、開始5分、こしゃるずキーパーまさかのペナルティエリア外ハンドで一発レッドをもらい、早くも1人少ない状況という想定外の出来事が。

 しかしそこから何とか失点を防ぎながら前半終了間際、こしゃるずのゴールが決まり1-0で折り返す。

これはいけるかと思った後半。

相手は秋田市役所OB。

 かつて秋田商業で全国を経験している人達がウヨウヨいるし、今もなお全国各地で試合を重ねている現役プレイヤー。

40,50代の年代とは言え、ガツガツ走って体力を消耗させるような野暮なことはしない。

 見事なパスワークと正確なロング、止めてける基本的な技術を持ってすれば、走力など必要ないのだ。

 徐々に1人少ないというハンデと、主要メンバーのケガや体力消耗による選手交代の中、わずかな隙とミスを逃さない市役所が相次いで得点。

結果1-2で敗戦となってしまった。

なんといっても痛恨のミスは、後半15分。

 意気揚々と左ハーフに交代で入った俺が、ディフェンスからのパスをトラップで前に流して上がろうとしたとき、そのボールを狙っていた相手にすぐさまカットされ、慌てて取り返しに行くところボールがタッチを割り相手コーナーへ。

 このとき、左サイドハーフである俺は、味方左サイドバックの動きを見ることなく、コーナーの準備中相手に背を向け、ペナルティエリア内へ向かってポジションを取ろうとしたところ、ショートコーナーからセンタリングが上がりそのまま中であわせられ失点。

俺があのときショートを予測し封じていれば…。

いや、コーナーにならないようボールを処理してれば…。

いやいや、その前にイージーにボールを奪われなければ…。

いやいやいや、俺の交代の場面があの時間でなければ…。

 サッカーの得点というのは、ゴールが決まる何プレーも前からきっかけは作られているモノだが、この件に関しては、どんなに遡ってもそこには俺が関わっている。

というわけで敗戦。

敗戦の弁。

「いや~、風邪引いてたんすよ俺!」

ではすまない。

とはいえ、こしゃるずというチームが素晴らしいところ。

 それは俺のように、中学までのサッカー経験で、異常にサッカーが好きというだけでチームの一員として迎え入れてくれ、しかも、チームの歴史上最も大きな舞台で、ものすごい経歴を持った対戦相手に、秋田のサッカーの聖地である八橋陸上競技場での試合に出場させてもらえるという器の大きさというか心の広さ。

 これが、激しいだけではない、もっと楽しくやりましょうという、生涯スポーツとしてのサッカーという理念の元運営されている、アマチュアチームのあるべき姿なんだと思う。

 だからこそヤングもシニアも和気藹々と楽しみ、こうしてファイナリストにもなれるんだ。

 正直今年は仕事の都合でほとんどシーズンに参加できずにいただけに、もっともっと現場でプレイする必要があるんだとつくずく感じた。

試合感ってやーつ?

いつもテレビでサッカー中継見ては、

「何やってんだよ!」

「そこじゃねーだろ!」

などと好き勝手なこと言っていたが、実際ピッチに立ってプレイしていれば、思い通りにいかないことだらけだったりする。

だから俺はもうそういうこと言わない。

いや、言うとしたら、もっと自分でたくさんサッカーしてから言うことにする。

 いずれヤングは優勝、シニアは準優勝ということで、終了後はユーランドホテル八橋で大宴会。



 お酒を楽しむ大人の飲みに対し、傍若無人なヤングの飲みは、まさに自分の20年前を見ているようだった。



 昔を懐かしみ、過去の栄光や武勇伝をつまみに、明日の仕事に影響ないように、酒を味わいながら飲むシニアの横では、一升瓶をラッパしながら、昨日も明日もなく、とにかく今その瞬間を楽しむヤング。

 この温度差ではあるが、お互いが同じサッカーというスポーツを通じ、同じ喜びを分かち合う同士であることは間違いない。

まあ最後はヤングも監督も一緒になってマイクパフォーマンスの嵐。



とにかくこしゃるずサッカー2012は、ほぼ完璧な形で幕を閉じた。

冬はフットサルか。

 とにかく、せっかくこんな良いチームにいるんだから、俺ももう少し現場こなしてチームに貢献できるようにならないとな!