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歩かせてあげたい ~軽量車いすが欲しいのだぁぁ~

2011-10-02 02:23:42 | ikusuke日々の事
今日、私の住む街では花火大会でした。

いままでは家族3人でメイン会場の近くまで歩き、
帰りははしゃぎくたびれた娘さんを、ベビースリングで抱っこして帰宅してました。

側湾症状が悪化し、肺の可動範囲も通常の半分しかなくなったためもあり、
以前の半分も歩くと娘さんは足がもつれ、息苦しさもあり、
抱っこして!のお願いが早くなって来ている現状です。

ちと、今日はどんくらい歩けるかな?と、
日中に少し遠いコンビニまで歩いて買い物に出掛けてみましたら、
帰り道足がもつれてしまい泣き出しました。

パパに抱っこされ、肩にうなだれ口をへの字にして涙する姿を見て思いました。

思うように出来ない苦しさ。
言葉で伝えられない娘さんの思いを聞いたように感じました。

凹んで汗だくで帰宅したので、花火見ないで終わってしまいました。


我が家には、学校用に1台、
軽自動車に乗せて普段使いのポジショニングバギーがあります。

少しでも歩きたい娘さんの気持ちを尊重してもらい、
歩いて5分のスクールバスのバス停までは歩かせるために1台は学校に置いて、
バギーを自宅で使うようにと用意しています。

本来なら、贅沢な環境です。
移動用具として、車椅子は一人に1台が決まりです。
決まりと言いますか、助成金の問題です。
車椅子への助成金は一人に1台分しか出ません。

我が家に今あるポジショニングバギーは、
友人から譲り受けた物です。
これは、その友人が助成金を受け購入した物ですから、
その友人に対してしか、修理代の助成などが出ませんから、
我が家で使っていて壊れたら、自分達でなんとかせねばなりません。


子供の使う車椅子は、
ほとんどがセミカスタマイズかフルオーダーと高額です。
デパートなどでも見かける、大人用の車椅子とは金額がかなり違うものです。

1台分でも助成金が出て購入出来るのはありがたい事なのですが、
我が家のように駐車場の問題などで軽自動車しか購入出来ない家庭ですと、
少しでもコンパクトに使えるポジショニングバギーは必須になります。

でも、コンパクトと言っても、市販のベビーカーのように5㎏くらいではありません。
軽くて8㎏~です。


今日、パパの肩にうなだれ泣いている娘さんを見て、
『靴を履き替えるように、バギー(車いす)が選べて好きに買えたら良いのに』と思いました。


大人用の市販の車椅子は、随分と確立されていると近頃感じています。
軽量化もすすみ、折りたたみもコンパクトになっています。
が、
やはり軽いと言っても8kg~ですね。

私が今心から欲しいと思っているのは、
その大人用車椅子とベビーカーの中間です。

娘さんは市販のベビーカーを使う年齢の時は歩けませんでしたから、
ずっと乗りっぱなしでしたけど、
『歩きたい時は歩いて、疲れたら乗って』
娘さんが乳児の頃、私が憧れてみていて親子の風景を、
私は『今』したいのです。

8kg・・・
車椅子の重さを知っている親ですから、
この8kgがいかに軽いのかわかっていますが・・・

そう・・・5kgだったらな・・・と思うのです。

バギーを肩にかけ、娘さんの手を引いて散歩したいのです。

私は今年一月の定期健診で背骨のレントゲンを撮った時に
下から一番、二番、三番の間の椎間板が磨り減り無くなっている事が解りました。
確かその前の年は、変形してましたけどあったんですけどね。
可愛いからと、娘さんを抱っこしすぎた自分が悪いのですけれど、
そんな腰をしていますので、
10kgに近い重さを長時間持って歩くのは危険すぎます。

自宅用のポジショニングバギーを使えば?とも思うのですが、
重くて肩に背負う大きさではありません。
広げれば、娘さんは押したがります。
力の加減の出来ない娘さんでは、
よたよたと押すので、いつまでたっても先に進まず、
それだけで力尽きてしまいます。

ですから、
歩きたい気持ちのある時は、不便なく歩かせてあげて
疲れたらすぐ使える環境を作ってあげたいのです。


4月だったか?5月だったか?
キッズフェスタ(福祉器具展)に行きましたら、
折りたたみで小さくなる、軽量8.ちょいkgの車椅子がありました。
とても興味を引かれたのですが、
販売しているメーカーさんが、車椅子業者さんではなく、
パーツ屋さんと言う事もあり、
助成対象外になるのだと教えられました。

せっかく良い感じのが出てきているのに・・・と残念に思い・・・
実費で買っちゃおうかなぁ~とも思いましたが、
やっぱり5kgくらいが欲しいわけで・・・

安定感や、強度から考えたら、
あまり軽く作れない現実はわかっています。

我が家は、娘のために市販のバギーを四台乗り換えています。
大きな酸素ボンベも乗せていましたから、
いくら娘さんが軽くても、
重さに耐えられなかったプラスチックパーツにひび割れを作り乗り換えました。

一番最後に買ったマクラーレンは丈夫でした。
でもその頃は、酸素ボンベが一番小さくなっていたんだったかな?

あれから6年の月日が過ぎ、
老人介護の需要から、介護用品も簡単に買えるようになってきた今、
赤ちゃんと老人の間の子どもたちのための
介護用品や移動用品も、
ニーズに合わせて選べる時代になってきて欲しいと切に思います。

障害は「個性」のようにいろいろです。
ファッションで個性を表現したり、
必要なニーズに合わせて個性をみせたり、
私たち人間は、一人ひとりに思いがあり
それを自然と表現しています。

娘さんが車いすを必要になり使ってみて、
車いすは娘の靴でもあるんだと私は思いました。
学校の車椅子は上履き。
家で使う車椅子は、デパートや買い物、旅行に行く時のよそゆき。

今私が欲しいのは、
アクティブなスニーカーです。

軽量車椅子、売って無いわけではありません。
販売ターゲットが大人である事と、
そんなに飛ぶように売れる商品でない事から、
デザインが少ないのが残念です。

制作している方々にお願いです。
デザイナーの方、
オシャレのしたい年頃の、
10代後半~の子ども達も喜ぶような柄を使った軽量車椅子を出してください。
で、
メカニックの方、
コストパフォーマンスの問題もありますが、
助成金に頼らなくても、靴を買うように何台も揃えられるよう
安くて、うんと軽くて丈夫な素材を見つけたら、
ぜひ、軽量車椅子の作成にトライしてください。

今、自転車ブームで、
とてもオシャレな自転車屋さんがたくさんあります。

いつかそんな風に、
オシャレな車椅子ショップが出来ますように。

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