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赤蝦夷松とカラマツの欠点カバー

2019-02-02 | 建材
赤蝦夷松は、エゾ松と同様
全体に淡い黄白色を呈しており、
辺心材の境は不明瞭。

写真で見ると

上段の写真。

木理は通直で、肌目も緻密だが、
縦断面に脂状が見られる。

やや軽軟で、乾燥・加工性が良く、
独特の光沢を有する。

表面の仕上がりも良好。

耐朽性は極めて小さい。

用途は構造材、建具、家具、器具、楽器。

次に・・・
カラマツ材の欠点をカバーする仕上げ方。

針葉樹の春材部は軟らかく、
傷つきやすい。

これをカバーする方法として・・・
「浮造り」を施す。
浮造りとは、柔らかいところを
掻きとる感じ。

脂止めと素地着色を兼ねて、
染料系着色剤を混入した、
ウレタン下地を塗布する。

塗面は凹凸があるので、
スチールウールで研磨。

凹部に着色目止め剤を摺り込み、
ウレタンの艶消し塗装を塗布。

これが、写真下段の“うずくりウォルナット仕上げ”