四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

理(ことわり)はなに

2021年05月24日 09時46分14秒 | 日々の歩み
梅雨にも似た雨模様が続きましたが、昨日は久しぶりの青空が覗き
五月の日差しの強さを改めて実感しました。
雨の中で控えていた散策に細君共々出かけてみました。

何時も行く遊歩道の周辺には、早めに開花した紫陽花が、強い
日差しの中で文字通りの「紫の太陽」の輝きを見せていました。

何時ものルートを通り海岸道路に向いましたが、休日でもあり
散策やジョギングをされる方が大勢いましたが、青天井の下で
爽やかな多くの笑顔に出会うことが出来ました。



一方、政府は、新型コロナウイルス対策として10都道府県に
発令している緊急事態宣言のうち、沖縄県を除く9都道府県に
ついて、今月末までの期限を延長する方向で調整に入ったようです。
感染状況の改善が不十分なためで、今週中にも専門家の意見を聞いて
延長の可否を決定する予定とのこと。

宣言発令中の北海道、東京、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、
福岡の9都道府県のうち、東京や大阪などで新規感染者数が減少傾向に
あるものの、医療提供体制は厳しい状況が続いています。

今月16日から宣言の対象地域に追加された北海道などでは感染者数が
なお増加傾向にあり、「今のままでは解除は難しい」情勢とのこと。
宣言が延長された場合、4月25日から期間がスタートした東京、京都、
大阪、兵庫の4都府県は再延長となる見通しです。


このような日々に即興で詠んだ短歌を、掲載したいと思います。相変わらず
統一感、物語性無きままに・・・。

 ☆白鷺の白さいや増す立夏すぎ コロナ荒ぶも みやびに舞うや 
 ☆アゲハ蝶何を競うか舞い舞いて シャガの群生よそに飛びゆく
 ☆エゴノ木の花降りこぼす青天に 紋白蝶も花避けて舞う
 ☆古木にも新緑萌える森の道 コロナ弱りに 力もらいぬ
 ☆落花にも似たる胡蝶の舞い姿 コロナ禍の世に みやびあるがに
 ☆魅せらるる色の爆発 ネモヒラの 群れ咲く谷戸をキャンバスにして
 ☆老木に新緑萌える雨上がり コロナ禍負けぬ力貰いぬ

 ☆咲き満ちて崩れるがごと牡丹散る 祇園精舎と琵琶の幻聴
 ☆新緑を揺らして抜ける風吹けど ざわめき負けぬ鳥のさえずり
 ☆ひと日ごと色も冴えゆく紫陽花の 早や咲く五月 コロナ禍よそに
 ☆クローバ摘む幼き日々の横顔が 四つ葉を探す妻に重なり
 ☆咲き満る薔薇をならびて眺むるも やがてひとりと なるか我らも
 ☆新緑を抜けて再び新緑へ 岬の森はさえずり止まず
 ☆二回目の新緑愛でる季節にも 未だマスクは外せぬままに

 ☆人の持つ矜持つらぬき逝きたるも あまたの公僕 救う赤木氏
 ☆蟻に似たあゆみ重ねる我なるも 駒と言えども矜持秘め持つ
 ☆繰り返す延長宣言その果てに 疲れ倒るる店もあまたに
 ☆春過ぎて夏来たるともコロナ禍は 依然荒びて留まること無し
 ☆春愁か コロナ籠りか 鬱々は めぐる初夏にも晴れることなく
 ☆行く春を 惜しむ間もなく梅雨となり コロナ禍いすわる街は静まり
 ☆100回の電話かけても繋がらぬ ワクチン予約は昭和のままに
 ☆「関与せぬ」責任放棄のなすり合い 国のかじ取り担う人らの
 ☆感染の爆発続く日々になお オリパラ進める理(ことわり)はなに

コメント (15)
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