四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その157 ネット歌会)

2024年11月13日 05時03分58秒 | 短歌

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その157 ネット歌会)
            短歌の返歌を歓迎します!!

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「ネット歌会」について
      「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
      なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
      という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
      ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
      コメント欄に記入して頂ければ幸いです。


     「秋薔薇 湘南ファンタジー」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆霜月といえど夏日が訪れる 山は紅染む気配なし
                         西BOOさん
★立冬を迎えようやく紅葉(もみじ)して 富士の高嶺に初雪の見ゆ 
                         夕庵さん
★「秋まだか」思えば突然冬が来て もう師走まで1ヶ月きる
                         西BOOさん
★突然の冬の気配に驚きぬ お昼はふうふう釜揚げうどん
                         夕庵さん

☆練炭を燻す煙をはこびつつ 木枯らし1号谷の間に間に 
                         西BOOさん
★眼裏に亡母(はは)焼くかき餅こんがりと あれは確かに練炭火鉢 
                         夕庵さん

☆音もなく光を散らし銀杏散る ひらり野点の紅き傘へと
                         みっちっちさん
★文庫本持ちてカフェに寛ぎぬ 公孫樹の見えるわが指定席
                         夕庵さん
★彩りの光に染まり銀杏散る 火灯し頃のテラス席へと
                         みっちっちさん
★ぼんやりと君の横顔照らし出す 手には銀杏一粒乗せて
                         夕庵さん
★どんぐりを手に眠る子へ 穏やかな母の横顔落日に染む
                         みっちっちさん
★保育所の園児のお昼寝淋しさに 先生の手離さずに居る
                         夕庵さん
★母の手を離さず眠る幼子は はしゃぎ疲れし夕日の車窓
                         みっちっちさん
★七五三の三歳の女児は赤い被布 手に千歳飴スニーカー履いて
                         夕庵さん
★千歳飴引きずり歩く三歳児 赤い着物も着崩るるまま
                         みっちっちさん
★千歳飴すくすく育てと親の愛 溢れる笑顔に秋の陽眩し 
                         夕庵さん
★すくすくと育ち親の背抜かす娘(こ)よ いつの間にやら労はるる親
                         みっちっちさん
★断ち切れぬ無償の愛も時として 崩れることの危うさに泣く
                         夕庵さん
★無償の愛崩るるやうに見へてなほ強き絆のありと思(も)ふ今
                         みっちっちさん
★無償の愛崩るるやうに見へてなほ 強き絆のありと思(も)ふ今
                         みっちっちさん
★累々と血のつながりの不思議さよ 今日もどこかで生まれる生命(いのち)
                         夕庵さん

     「未だ咲き残る コスモス」

☆コスモスは花野を覆い風呼ぶも 炎暑をしのぎ匂い立つがに
                         ポエット・M
★花の丘コスモス素風に揺れにゆれ あるがままにとわれに寄り添う 
                         夕庵さん
★あるかなき風に揺れいるコスモスの 君に寄りそい なにを語るや 
                         ポエット・M
★ふりむけば いつもあなたは傍にいた コスモスの束高く掲げて 
                         夕庵さん
★コスモスの束を掲げてふりむけば 君は花野の蝶と戯れ 
                         ポエット・M
★コスモスや黄蝶と遊びし幼日よ 蘇りくる夢のなかにも 
                         夕庵さん
★コスモスに舞いたる蝶と戯れる 夢の幼日 淡々として 
                         ポエット・M
★幼日は貧しくみんな明るくて 未来の夢に励みし日々よ 
                         夕庵さん
★未来への夢が励みと なる日々は この日の本の確かな歴史
                         ポエット・M
★繰り返す挫折にめげず 立ち上がる 君の未来のひとすじの道 
                         夕庵さん
★望月を 仰ぎてひかり身にあびる 挫折も悔いも 越えて諾う
                         ポエット・M
★すぎこしの身に望月のひかり浴び さしだす両手に宿る玉の緒 
                         夕庵さん
★魂と身を 繋ぐとも言う 玉の緒に 注ぐや月の かげはさやかに
                         ポエット・M
★水無月の 古墳の街で求めしは 海の色した青い勾玉
                         夕庵さん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


     「ようやく色づいた 紅葉」

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
    投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


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15 コメント

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西BOOさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-11-13 17:52:15
☆秋の空澄ん星の瞬きに 亡き親からの囁きと聞く           
          西BOOさん

★頬に手を当てて教えを説き給う 弥勒菩薩に亡母(はは)を重ねて  夕庵

☆寒暖の差の激しさや秋の夜 君寒かろと布団を掛ける        西BOOさん

★何気ない優しい君のその仕草 横向きつつも身に滲む秋は      夕庵

よろしくお願いいたします。
返信する
みっちっちさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-11-13 18:50:23
☆須磨浦にきらら波寄せ 冬うらら 妣(はは)と貝殻拾ひしことを     みっちっちさん

★千里浜の渚のつづく海岸にさりさり足を踏み入れる夢           夕庵

☆亡き母の待針使ふ冬日和 彩りの玉ほのと光りて
             みっちっちさん

★久しぶりのミシン描けは楽しくも 肩こりという置き土産あり       夕庵

よろしくお願いいたします。
返信する
ポエット・Mさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-11-14 12:37:03
☆木犀の 香り甘いと妻のいう その背に登る十六夜の月        ポエット・Mさん

★十六夜の月に誘われほろ酔いの 二人に降りぬ木犀の花        夕庵

よろしくお願いいたします。
返信する
訂正です ( 夕庵)
2024-11-14 14:30:46
西BOOさんへの返歌

☆秋の空澄ん星の・・・  秋の空澄んだ星の

みっちっちさんへの返歌で

★久しぶりのミシ描けは・・・・ミシン掛けは

お手数をおかけします。
よろしくお願いいたします
返信する
夕庵さんへの返歌です (ポエット・M)
2024-11-14 15:22:31
こんにちは。
夕庵さんへの返歌です。

☆十六夜の月に誘われほろ酔いの 二人に降りぬ木犀の花        夕庵

★ほろ酔いの身に降る月の影さやか 木犀の香も 甘く漂う       ポエット・M
よろしくお願いいたします。
返信する
夕庵さんへ (西BOO)
2024-11-14 20:21:13
こんばんは。
早々に、素晴らしい返歌を頂戴し、誠に有難う御座います。

「囁きと」は、「囁きを」です。
返信する
夕庵さんへ (西BOO)
2024-11-14 20:34:16
こんばんは。
返歌を詠ませて頂きたいと思います。

☆壁際の指のキツネがコンと鳴く 午前3時の眠れぬ夜に  夕庵さん

★真夜中にトイレで目が覚め日の出まで 羊を数えて頭ボーッ  西BOO

不眠は、辛いですね。
返信する
Unknown (みっちっち)
2024-11-15 05:57:50
こんばんは
夕庵さんへの返歌です

⭐️千里浜の渚のつづく海岸にさりさり足を踏み入れる夢
夕庵さん

★打ち寄せる小波に足をさらされて ふはり浮き立つやうな小春日
みっちっち

⭐️久しぶりのミシン掛けは楽しくも肩こりという置き土産あり
夕庵さん

★いかなるや右の肩こり 長風呂に卓球の疲れ揉みほぐさむと
みっちっち

よろしくお願いいたします
返信する
西BOOさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-11-15 12:46:51
こんにちは。

☆真夜中にトイレで目が覚め日の出まで 羊を数えて頭がボーッ   西BOOさん

★モフモフの羊の人形抱きしめば ほんのり温く眠りは来たる    夕庵

西BOOさん、いつも誤字、抜け字でごめんなさい。
返信する
みっちっちさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-11-15 12:51:17
こんにちは。

☆打ち寄せる小波に足をさらされて ふはり浮き立つやうな小春日    みっちっちさん

★小春日の海にまむかい友忍ぶ 波の和讃も遠く聞こえる        夕庵

よろしくお願いいたします。
返信する

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