第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その157 ネット歌会)
短歌の返歌を歓迎します!!
☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
☆☆☆ 「ネット歌会」について
「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
コメント欄に記入して頂ければ幸いです。
「秋薔薇 湘南ファンタジー」
☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
注) ☆:元歌 ★:返歌
☆霜月といえど夏日が訪れる 山は紅染む気配なし
西BOOさん
★立冬を迎えようやく紅葉(もみじ)して 富士の高嶺に初雪の見ゆ
夕庵さん
★「秋まだか」思えば突然冬が来て もう師走まで1ヶ月きる
西BOOさん
★突然の冬の気配に驚きぬ お昼はふうふう釜揚げうどん
夕庵さん
☆練炭を燻す煙をはこびつつ 木枯らし1号谷の間に間に
西BOOさん
★眼裏に亡母(はは)焼くかき餅こんがりと あれは確かに練炭火鉢
夕庵さん
☆音もなく光を散らし銀杏散る ひらり野点の紅き傘へと
みっちっちさん
★文庫本持ちてカフェに寛ぎぬ 公孫樹の見えるわが指定席
夕庵さん
★彩りの光に染まり銀杏散る 火灯し頃のテラス席へと
みっちっちさん
★ぼんやりと君の横顔照らし出す 手には銀杏一粒乗せて
夕庵さん
★どんぐりを手に眠る子へ 穏やかな母の横顔落日に染む
みっちっちさん
★保育所の園児のお昼寝淋しさに 先生の手離さずに居る
夕庵さん
★母の手を離さず眠る幼子は はしゃぎ疲れし夕日の車窓
みっちっちさん
★七五三の三歳の女児は赤い被布 手に千歳飴スニーカー履いて
夕庵さん
★千歳飴引きずり歩く三歳児 赤い着物も着崩るるまま
みっちっちさん
★千歳飴すくすく育てと親の愛 溢れる笑顔に秋の陽眩し
夕庵さん
★すくすくと育ち親の背抜かす娘(こ)よ いつの間にやら労はるる親
みっちっちさん
★断ち切れぬ無償の愛も時として 崩れることの危うさに泣く
夕庵さん
★無償の愛崩るるやうに見へてなほ強き絆のありと思(も)ふ今
みっちっちさん
★無償の愛崩るるやうに見へてなほ 強き絆のありと思(も)ふ今
みっちっちさん
★累々と血のつながりの不思議さよ 今日もどこかで生まれる生命(いのち)
夕庵さん
「未だ咲き残る コスモス」
☆コスモスは花野を覆い風呼ぶも 炎暑をしのぎ匂い立つがに
ポエット・M
★花の丘コスモス素風に揺れにゆれ あるがままにとわれに寄り添う
夕庵さん
★あるかなき風に揺れいるコスモスの 君に寄りそい なにを語るや
ポエット・M
★ふりむけば いつもあなたは傍にいた コスモスの束高く掲げて
夕庵さん
★コスモスの束を掲げてふりむけば 君は花野の蝶と戯れ
ポエット・M
★コスモスや黄蝶と遊びし幼日よ 蘇りくる夢のなかにも
夕庵さん
★コスモスに舞いたる蝶と戯れる 夢の幼日 淡々として
ポエット・M
★幼日は貧しくみんな明るくて 未来の夢に励みし日々よ
夕庵さん
★未来への夢が励みと なる日々は この日の本の確かな歴史
ポエット・M
★繰り返す挫折にめげず 立ち上がる 君の未来のひとすじの道
夕庵さん
★望月を 仰ぎてひかり身にあびる 挫折も悔いも 越えて諾う
ポエット・M
★すぎこしの身に望月のひかり浴び さしだす両手に宿る玉の緒
夕庵さん
★魂と身を 繋ぐとも言う 玉の緒に 注ぐや月の かげはさやかに
ポエット・M
★水無月の 古墳の街で求めしは 海の色した青い勾玉
夕庵さん
☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆
「ようやく色づいた 紅葉」
【運営にあたって】
(1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
(2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
(3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
(4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
(5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
(6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
了
西BOOさん
★頬に手を当てて教えを説き給う 弥勒菩薩に亡母(はは)を重ねて 夕庵
☆寒暖の差の激しさや秋の夜 君寒かろと布団を掛ける 西BOOさん
★何気ない優しい君のその仕草 横向きつつも身に滲む秋は 夕庵
よろしくお願いいたします。
★千里浜の渚のつづく海岸にさりさり足を踏み入れる夢 夕庵
☆亡き母の待針使ふ冬日和 彩りの玉ほのと光りて
みっちっちさん
★久しぶりのミシン描けは楽しくも 肩こりという置き土産あり 夕庵
よろしくお願いいたします。
★十六夜の月に誘われほろ酔いの 二人に降りぬ木犀の花 夕庵
よろしくお願いいたします。
☆秋の空澄ん星の・・・ 秋の空澄んだ星の
みっちっちさんへの返歌で
★久しぶりのミシ描けは・・・・ミシン掛けは
お手数をおかけします。
よろしくお願いいたします
夕庵さんへの返歌です。
☆十六夜の月に誘われほろ酔いの 二人に降りぬ木犀の花 夕庵
★ほろ酔いの身に降る月の影さやか 木犀の香も 甘く漂う ポエット・M
よろしくお願いいたします。
早々に、素晴らしい返歌を頂戴し、誠に有難う御座います。
「囁きと」は、「囁きを」です。
返歌を詠ませて頂きたいと思います。
☆壁際の指のキツネがコンと鳴く 午前3時の眠れぬ夜に 夕庵さん
★真夜中にトイレで目が覚め日の出まで 羊を数えて頭ボーッ 西BOO
不眠は、辛いですね。
夕庵さんへの返歌です
⭐️千里浜の渚のつづく海岸にさりさり足を踏み入れる夢
夕庵さん
★打ち寄せる小波に足をさらされて ふはり浮き立つやうな小春日
みっちっち
⭐️久しぶりのミシン掛けは楽しくも肩こりという置き土産あり
夕庵さん
★いかなるや右の肩こり 長風呂に卓球の疲れ揉みほぐさむと
みっちっち
よろしくお願いいたします
☆真夜中にトイレで目が覚め日の出まで 羊を数えて頭がボーッ 西BOOさん
★モフモフの羊の人形抱きしめば ほんのり温く眠りは来たる 夕庵
西BOOさん、いつも誤字、抜け字でごめんなさい。
☆打ち寄せる小波に足をさらされて ふはり浮き立つやうな小春日 みっちっちさん
★小春日の海にまむかい友忍ぶ 波の和讃も遠く聞こえる 夕庵
よろしくお願いいたします。