今回は県立観音崎公園に咲いている紫陽花の新種「汐音(しおん)」に
ついて触れてみたいと思います。
「新種紫陽花 汐音」
この紫陽花は、先にブログでも触れましたが…、この公園で新たに
作出され、2017年7月に命名されました。新品種は、咲き始めは白色で、
徐々に濃い紫に変わるのが特徴です。
名前はあらかじめ公園が選んだ5つの候補から投票で「汐音」が最多で
決まったとの事。投票した方は「潮の音を聞きながら育つアジサイなので
ぴったり。字も響きもすてき」と話していたとのことです。
「紫陽花汐音が 紫色に変わる前」
園内にはガクアジサイや西洋アジサイなど約1万株が咲いていますが、
さらに観音崎のアジサイをアピールしようと、同園パークセンター前に
70株ほどの新品種が植えられました。
この公園では、自生種のガクアジサイを見つつ森林浴や、うみの子とりで、
花の広場、三軒家園地、横須賀美術館をめぐるコースが人気で、約約40分程で
散策出来ます。
なお、アジサイを眺めながら園内を歩くと、今の季節ボランティアの方が
丹精を込めて育てている山百合の群生に出会い、レンガ造りの砲台跡を
見つけたり、木陰から海が見えたり…等々の発見もあって自分なりのコースを
見つけるのも楽しみの一つです。
「観音崎公園 花の広場」
また、横須賀美術館の山の広場ではいろいろなアジサイが咲き、来場者の
撮影スポットになっています。皆さんも機会を作り梅雨のこの時期、観音崎
公園を訪れて見られたらいかがでしょうか。
「白色のガクアジサイ 慰霊の想いを込めて」
今日、6月23日は沖縄戦から79年となる「慰霊の日」です。沖縄県民の4人に
1人が命を落とした凄惨な地上戦の戦闘が終わったとされる日。沖縄県内各地が
平和への祈りに包まれるこの日。
私達も歴史に学び、語り部の方々の胸の内から紡ぎ出される悲痛な叫びに
想いを寄せ、さらに、諸々の資料に遺された戦争の実態と記憶を胸に刻み、
「再び戦前にしない」想いを、改めて受け継いで行きたいと思います。
おっしゃる通り、表記も「しおん」という響きもいいですね。
「しおん」で思いだすのは「今昔物語集」にでてくる「紫苑」ですね。
若いころ仕事帰りや休日に仲間と一緒に行った小さなバーの名前が「紫苑(しおん」」でした。
友人たちは「しえん」「しえん」と言い、私が「しおん」と言ったことで小競り合い程度の喧嘩になったのですが、仲間割れを心配したママがどちらとも言わずその場を納め、帰り際に私に「ありがとう」と言った一言が今も忘れられません。
後日、そのママから店名「紫苑」の由来が今昔物語集であることを聞き、今昔物語について語り合った記憶もしっかりと残っています。
余談が過ぎましたが・・・
記事を読み、忘れてはならない「慰霊の日」を意識させられました。
何事にも主体性も反省もなく、今回の政治資金改正案についても
責任や連座制はそっちのけで裏金作りを続けるような「改悪案」を
通過させ、戦争反対どころかややもすると戦争に向かうのではないかと
思わせる現政権の崩壊のためにも私たちはこの「慰霊の日」を真剣に
考え、小さな声でも挙げ続けていかなければならないと思います。
「しおん」にまつわるほっこりとした物語も含めて、早々にコメント頂き
ありがとうございます。「紫苑」のママさんも忘れがたい大切な思い出を
抱えた方だったんでしょうね。fumiel-shimaさんに「しおん」と正確に
読んで頂き嬉しかったのだと思います。
紫陽花の「汐音」は、ブログに写真を掲載していますが、濃紫の凛とした
花姿が気に入って、花の咲く時期には幾たびか見に行っています。
今回の「裏金国会」での安倍派幹部の「うそ答弁」が、6月18日第2回公判
安倍派事務局長、松本淳一郎氏の発言で明らかになりましたね。
「ザル法」と言われる、政治資金改正案の根底が崩れる音を聞いた思いが致します。
fumiel-shimaさんもおっしゃる様に「小さな声でも挙げ続けて」行くことの
大切さが今、問われているように思っています。
これからもよろしくお願い致します。
「汐音」という紫陽花の名前からいろいろな思いが浮かんできますね。
私も花の名の由来を知るのが好きで、薔薇の名前の由来を必ず調べるようにしています。
6月23日は沖縄慰霊の日でしたね。
「再び戦前にしない」、全くその通りです。
ところが世の中の動きは反対の方向に流れているようで非常に心配です。
沖縄を再び犠牲にしてはなりませんね。
強くそう思います。
「汐音」という紫陽花に目を留めて頂きありがとうございます。
ここの公園を管理されている方や、ボランティアで山百合等の植栽等を
行っている方たちの努力が実り、公園には色とりどりの花が咲き競う
状態になってきました。これらの尽力は中々人目に触れることは少ない
のですが、このような方たちの力で維持されていることを少しでも
発信できたらと考えています。
行雲流水さんも、薔薇の名前の由来を調査されるとのこと。出来るようで
中々できませんが、こだわって参りたいと思います。
横須賀の薔薇の公園・ヴェルニー公園に「ピース」と言う薔薇と、「希望」と言う薔薇が、
海を挟んで艦船や潜水艦に対峙するように植えられています。この薔薇を
植えられた方たちの想いを時々深堀しています。
おっしゃるように、6月23日は沖縄慰霊の日でしたが、その追悼式で高校
三年生の仲間友祐君が「これから」と題する詩を朗読しました。その中で
・・・そういう普遍の中にただ
平和が欠けることの怖さを
僕たちは知っている・・・
と、日常に強引に割り込んでくる戦争の怖さをうたっていました。
「再び戦前にしない」ためにshimaさんも言われていましたが、私達も
「小さな声を上げ」て「小さなうねりを作って」行かねばと思っています。
いつも、行雲流水さんの示唆に富んだメッセージには学ばせて頂いています。
これからもよろしくお願い致します。
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。
「詞書」源氏物語や紫式部日記・紫式部集には和歌(巻名歌等)が沢山ありますが、その和歌の返歌を口語短歌で提出します。返歌は源氏物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や自然・地名からヒントをもらい詠みます。今週は源氏物語巻名歌から1首、紫式部集より1首の計2首提出しますのでご指導よろしくお願いします
源氏物語巻名歌・24若菜(わかな)
歌の背景
光源氏四十歳。今は髭黒の北方になっている玉鬘が、源氏の四十賀を祝って、若菜を捧げる。
「小松原 末の齢に 引かれてや 野辺の若菜も 年を摘むべき」 光源氏
返歌
「算賀での 客のもてなし 飲食は 心ばかりの 若菜贈られ」
紫式部集・24
「おいつ島 島守(も)る神や いさむらむ 波も騒がぬ わらはべの浦」
返歌
「百々(もも)神社 大蛇(おろち)のみたま 祀るのは 静かなること 海をいさめて」