四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その138)ネット歌会

2024年06月26日 05時08分56秒 | 短歌

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その138)ネット歌会
            短歌の返歌を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「ネット歌会」について
      「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
      なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
      という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
      ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
      コメント欄に記入して頂ければ幸いです。


     「ガクアジサイ 汐音」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆梅雨入りと思えば日差し照りつける 雲の間に間にとゆれかくゆれ
                         西BOOさん
★気まぐれな梅雨空見上げカレンダーと押し問答する予定危うし
                         夕庵さん
★南風 湿度が加わりムシムシに 溜まらず除湿ボタンをONす
                         西BOOさん
★梅雨時は除湿と冷房繰り返す 愛犬はやも舌だしあえぐ 
                         夕庵さん
★裏庭が涼しいのかな 野良猫が仰向けになり寝そべっている
                         西BOOさん
★青畳にうたた寝をする心地よさ 夢に清流の音聞きながら
                         夕庵さん

☆卯の花の白咲き誇る ふるさとの 古寺の本堂 開け放たるる
                         みっちっちさん
★旅の日の古寺は苔むし神さびて岩山背にして堂々とせり
                         夕庵さん
★旅の日の永平寺にて若僧の 修行に我の常をかんがみ
                         みっちっちさん

☆でで虫よ背中の荷物が重たかろ 朝日にひかる銀のひとすじ
                         夕庵さん
【詞書】昔は赤と黒だけでしたが、今はカラフルな色が朝日に光り、
  一年生も嬉しそうですね。
★ちさき背にランドセルとふ重くとも 好きなピンクやむらさき嬉し
                         みっちっちさん
★思い出の6年間と共にある ミニランドセルはわが手の上に
                         夕庵さん
★思ひ出のサルビア揺るる下校道 走り出す友 ランドセルゆらり
                         みっちっちさん
★お下がりのランドセル嫌と泣いた日の親の気持ちを解らぬものを
                         夕庵さん
★子を思ふ親の気持ちは 親になり初めて気づくいのちのサイクル
                         みっちっちさん


      「咲き初める夾竹桃 薄紅」

☆むら雲は東へ移り 夕虹のその真ん中を君は帰り来
                         みっちっちさん
★帰り来ぬ人を待つ身の切なさよ 空を見上げて星を数えぬ
                         夕庵さん
★帰り来ぬ考妣(ちちはは)は満天の星 我のこころに光もたらす
                         みっちっちさん  
★父母はすでに仏になり給い慈悲の眼で諭しくるるや
                         夕庵さん
★父母は吾(あ)の肩先に ふんはりと優しき笑みで吾を見守りぬ
                         みっちっちさん
★肩先に雨の吹きぶり容赦なし 梅雨入りなれど雨量は異常に
                         夕庵さん
★降りしきる雨に相合傘の下 君の肩先しとど濡れをり
                         みっちっちさん
★降り止まぬ雨につかの間雨宿り 傘持たぬ事反省しきり
                         夕庵さん
★降り止まぬ雨に古書肆で雨宿り 昼の灯ほのと匂ひ重たき
                         みっちっちさん
★くちなしの匂い這うよに流れ来る白き花びら雨に打たれて
                         夕庵さん
★駅前を出(いで)て くちなし匂ふ垣 遠まはりして君は帰り来
                         みっちっちさん
★駅前のスーパーに寄り半額の 惣菜買って子の待つ家へ 
                         夕庵さん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


     「咲き競う デルフィニウム」

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
    投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


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31 コメント

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物語性 (チョウキチ)
2024-06-26 16:08:33
〇春日さす 藤の裏葉の うらとけて 君し思はば 我も頼まむ 内大臣
(返歌)
☆朧月 気持ちが分かる 藤の花 心がとけて 愛のあらわれ
註)紫式部集・23
〇知りぬらむ ゆききにならす塩津山 よにふる道は からきものぞと  
(返歌)
☆塩津山 お輿を担ぐ 男たち 一言ぼやく 難儀な道に

紫式部の妄想にも近い物語性が際立ちます。
返信する
ポエット・Mさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-06-26 17:51:49
☆つがいかも ホタル舞う闇深くして 命をつなぐ営み妖し      ポエットMさん

★ほうたるよ はかな恋なら怯まずに飛べよ飛べ飛べ燃え尽きるまで  夕庵

★闇に舞う蛍の恋は哀しくも 水辺の森に尾を引きてゆく       夕庵

タチアオイ アマリリスのお写真
ありがとうございました。
返信する
みっちっちさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-06-26 17:55:50
☆父と子のキャッチボールは弧を描き 夏の野原を幾たび行き来      みっちっちさん
 
★誰も居ぬ公園にぽつんとサッカーボール 助走をつけて蹴る恥ずかしさ  夕庵

よろしくお願いします。
返信する
西BOOさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-06-26 18:00:57
☆石上降るとも雨を見上げれば 布留のご利益祈り給わん            西BOOさん

★石上神社神宮(いそのかみ)の杉の木に鳴く尾長鶏 神の使いのひと声聞きたし  夕庵

よろしくお願いします。

      
返信する
Unknown (みっちっち)
2024-06-26 21:34:25
こんばんは
夕庵さんへの返歌です

⭐️誰も居ぬ公園にぽつんとサッカーボール 助走をつけて蹴る恥ずかしさ
夕庵さん

★誰もゐぬ夜の園には 砂の城 姫とこびとのダンスパーティー
みっちっち

よろしくお願いいたします
返信する
Unknown (みっちっち)
2024-06-26 21:53:43
夕庵さんへの返歌です

⭐️雨の日のたったひとりの訪問者 訃報の葉書ポストに沈む
夕庵さん

★雨の日のたったひとりの訪問者 どこかの猫と会話楽しむ
みっちっち

よろしくお願いいたします
返信する
みっちっちさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-06-27 09:15:54
☆たてがみを靡かせ阿蘇の親子馬 風となるやにカルデラを駆く        みっちっちさん

★森鴎外(おうがい)は馬にまたがり社寺巡る 「鷗外の門」奈良に残れり   夕庵

よろしくお願いします。 
返信する
みっちっちさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-06-27 10:07:46
☆誰も居ぬ夜の公園には砂の城 姫とこびとのダンスパーティー     みっちっちさん

★砂丘には「砂の美術館」儚きよ 砂像で楽しむフランス旅行      夕庵

☆雨の日のたったひとりの訪問者 どこかの猫と会話楽しむ       みっちっちさん

★初対面の人と話すは苦手でも 話せば意外に馬の合う人        夕庵

よろしくお願いします。  
返信する
夕庵さんへ (西BOO)
2024-06-27 13:11:44
こんにちは。
返歌を詠ませていただきたいと思います。

☆石上神宮(いそのかみ)の杉の木に鳴く尾長鶏 神の使いのひと声聞きたし  夕庵さん

★八尾市にて玉祖神社朝詣り 長鳴鶏が鶏舎で合唱  西BOO

よろしくお願い致します。
返信する
Unknown (みっちっち)
2024-06-27 18:31:28
夕庵さんへの返歌です

⭐️初対面の人と話すは苦手でも 話せば意外に馬の合う人
夕庵さん

★初めての人には笑顔で話しかけ 気の合ふ友となれば幸せ
みっちっち

よろしくお願いいたします
返信する

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