四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

秋の箱根路

2010年10月31日 23時34分19秒 | 日記
先週末諸々の記念日も兼ねて、細君と箱根に行ってまいりました。
折からの台風上陸のニュースもあり一泊で帰って来ました。

あいにくの雨模様で、期待したススキの原へのデジスケッチは
断念し、いずれもリピートとなりますが「ガラスの森」と
「成川美術館」とを巡って参りました。

「ガラスの森」では、2010年 特別企画展として
「ヨーロッパ貴族の至宝 レースとレース・グラス
 ―時代を越えた王侯貴族のレースへの想い―」が
開催されており、出品作品は60点を越えた意欲的な
展示がなされていました。

ここは展示館自体が美術品の趣がありますが、小雨にけむり
狙った写真は残念ながら撮れませんでした。

成川美術館はご存知の方も多いかと思いますが、
箱根・芦ノ湖畔に立ち、現代日本画を中心にその
コレクションは4000点を超え、いまも増えつづけている
とのことです。

今回は山本丘人「空に咲く」、福井爽人「夢・ロマン・そして…」
関口雄揮「華麗なる色彩の饗宴」、山本丘人「絵は変化する」等の
企画展が開催されていました。
なお、関口雄揮氏の「華麗なる色彩…には圧倒される
思いでした。

美術館の中は撮影禁止ですので、喫茶室の窓から見える
芦ノ湖、庭園のオブジェ等をデジスケッチして参りました。
なお、庭園には冬桜が楚々とした花を、かすかに開いて
寒そうに咲いておりました。
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2 コメント

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レース・グラス (ポエット・M)
2010-11-05 20:52:50
るるさん コメントいただきありがとうございました。
私のブログはコメントが少なくちょっぴり寂しかったのですが
コメント頂けて嬉しいですよ。

るるさんはレースを見るのがお好きとのこと。
16世紀頃に始まる「レース編み」。手仕事で作るレース編みは
当時宝石よりも高価で、その模様やボリュームは、社会的な地位を示す
重要なアクセサリーだったようですね。

貴族たちのレースへの熱い想いは、同じくステータス・シンボルで
あったヴェネチアン・グラスにも影響を与え、レース・グラスという
新たな技法を生み出す原動力となったと伺っています。

私はレースの繊細な美しさにも惹かれますが、それをグラスに閉じ込め
表現し切ったレースグラス繊細さの中にあるしなやかさにより惹かれました。
展示されたものの中では、特に「レース・グラス蓋付容器」
(箱根ガラスの森美術館蔵)に惹かれました。

またのおこしをお待ちしております。
返信する
Unknown (るる)
2010-11-04 14:50:46
『「ガラスの森」の
「ヨーロッパ貴族の至宝 レースとレース・グラス
 ―時代を越えた王侯貴族のレースへの想い―」』
素敵なタイトルですね
レースを見るの大好きなんです^^
行ってみたい。。。
返信する

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