
佐多岬展望台方向から見た佐多岬灯台です。写真の右端が名礁ケバ瀬で、上物、底物ともに高い実績を誇ります。
また、ルアーでの青物狙いもブリやカンパチの実績が高く、時には芭蕉カジキがすぐ近くまで寄って来ますが、並大抵のタックルでは、太刀打ちできないかと思います。

下げ潮時は錦江湾から流れ出した奔流がケバ瀬の先端をかすめ、激流となって流れます。
写真のケバ瀬の手前の瀬が瀬尻前です。
下げ潮の激流が、右手から左に流れ、湧昇流や下降流が複雑な潮の流れを形成します。尾長の本流釣りのポイントで大型の魚影が濃い瀬ですが、大潮など潮が大きい時は、なかなか難しい瀬です。

ケバ瀬と瀬尻前の間に位置するのが、ケバサガリです。瀬が低く小さいので、凪の日の満潮過ぎからしか乗れません。また、北西風が吹く冬場は、時化ることが多いので、なかなか乗れるチャンスの少ない瀬です。

真ん中の瀬がケバサガリ、右奥がケバ、手前の瀬がセジリです。
ケバサガリのポイントは、沖向きと瀬尻前向きの2ヶ所、沖向きは沈み瀬だらけの中をケバ瀬からの激流がサラシを伴いながら流れます。
口太が多いですが、これまで沢山の60オーバーの尾長が上っています。
瀬尻前向きは、水深はあるのですが、やはり激流が左から右に流れていきますので、潮の壁ができる所や、潮のヨレる所、足元の小さな反転流を狙います。
ケバサガリは、狭く時化てくると船の瀬付けも難しいので、瀬に上げる荷物を極力少なくしてください。