生姜ちくわのぶらぶら山日記

趣味の登山を中心としたブログです。2014年11月より日本百名山登山開始、2018年9月23日全座登頂。

3月4日(日) 川村記念美術館へ

2007年03月15日 | 都外散歩
この日は千葉県佐倉市にある川村記念美術館に行った。

川村記念美術館は大日本インキ化学工業株式会社が収集品を一般公開するために、1990年に設立した美術館だ。前々から川村記念美術館に興味があったものの、自宅から佐倉市が遠くしかも最寄り駅から送迎バスで20分もかかるため行くのをためらっていたが、今年の7月から来年3月まで美術館を休館し展示スペース拡張工事を行う影響からか、3月17日以降は館内の一部が閉鎖されると聞いたので、思い切って出かけることにした。

この日は常設展のみ開催されていた。展示作品数は80点程度で、19世紀から現代西洋美術作品を中心とした展示だった。不便な場所にあるためか、日曜にもかかわらず人が少なく静かに落ち着いて作品を鑑賞できたのがよかった。印象に残った作品は、クロード・モネの「睡蓮」(1907年) 、藤田嗣治の「アンナ・ド・ノワイユの肖像」(1926年頃)、横山大観の「輝く日本」(1943年)、作者不詳の「南蛮屏風」(17世紀初期)。

作品鑑賞後、庭園を散歩した。広い庭園で歩き甲斐があった。時期柄、見ごろの花は少なかったが、巨大な野外彫刻が置かれた広場では菜の花が満開できれいだった。園内には桜の木が数多く植えられているので桜の時期の庭園は最高だと思う。

川村記念美術館では美術作品と散歩の両方を楽しめた。思い切って行ってよかった。ただ、少々(かなり?)不満なのは園内のレストラン。美術館周辺には食事する場所がないためレストランを利用したが、値段の割には納得の行かない内容だった。食事を持参して庭園で花を愛でながら食べた方がよいと思う。拡張工事が終わり、再オープンする来年3月中旬以降にまた訪れようと思う。




池のほとりに立つ美術館の建物。ヨーロッパの古城を思わせるような外観。




クロード・モネ「睡蓮」(1907年)。実物はもっと美しい。




園内の池。ときおり白鳥が泳ぐ姿が見えた。




池。奥に美術館の建物が見える。




池のほとりの木。望遠レンズで撮影したので植物名を確認できず(サクラ?)。




菜の花が満開の広場。




菜の花。




園内の雑木林。


3月12日(月) 越生梅林へ

2007年03月13日 | 都外散歩
気が向いたので半年以上更新せずにほったらかしにしていたブログを久々更新することにした。今後も気が向いたら更新しようと思う。

3月12日(月)に前々から行きたいと思っていた越生梅林に梅を見に行った。

越生梅林は関東三大梅林の一つに数えられている梅林で、園内には約1,000本の梅の木がある。起源は1400年ごろ、九州大宰府から菅原道真公の霊を分祀した時に、梅林近くの梅園神社に梅を植えたのが始まりと伝えられている。

3日前の越生町のホームページの梅の開花状況には「満開」と書いてあったので、非常に期待して行ったが、残念ながら梅林の梅のほとんどが散り始めていた。正直がっかりしたが、人が少なくゆっくりと梅を鑑賞できたのでかえってよかったのかもしれない。園内では梅の木の下で敷物を敷いてお弁当を広げている人達をたびたび見かけた。そういう楽しみ方もいいな、と思った。

越生に行ったのはこの日がはじめてだった。次に越生を訪れるときには山吹やつつじ、紫陽花を見に行きたい。あと暑い盛りに涼を求めて黒山三滝に行ってみたい。










園内の展望台から見下ろす。







梅林と越辺川(おっぺがわ)。




梅林の中を走るミニSL。童心に返って乗ってみた(笑)。大人にはかなり狭い座席。1回200円。