空色空のささやき

哲学カフェ 宿題  “過去の私”への手紙

20年前を生きてる私さん、毎日頑張ってますか?


20年前の今頃と言えば、お兄ちゃんは3才、もうすぐ4才になるって言う頃ですね。
弟君が2才になったばかりで毎日がアッと言う間に過ぎていく日々のはずです。


ちょうど、その1年くらい前にお兄ちゃんは障がい児なんだと言うインロウを受け取ったんでしたね。
その時は、怒りにも似た哀しさのような、何とも言い表せない気持ちだった事を覚えていますよ。
子ども家庭センターからの帰り道、涙が止まらず泣きながら車を運転した事を忘れません。



20年前の私さんは、お兄ちゃんと弟君の二人を相手に、一日が36時間あれば良いのにと思ってるよね。
忙しく過ぎていく日々で自分の事はそっちのけで過ごしているはずです。
はいているチノパンの膝が直ぐに裂けてしまうことにびっくりしてる20年前の私さん、これからまだ何本ものパンツの膝が裂けるんだよって教えてあげたいわ。



これから後も私は頑張っていくんです。
ちょっとしたことでも出来るようになったらメチャクチャ喜んで、でも見えない先に不安を抱えてその日一日をともかく頑張っていくんです。

20年前の私さん、ガンバレ!!


これからまだまだ続くよ。
発達に課題だらけのお兄ちゃんだし、弟君の子育てもあって、いろんなことが待ち受けてるよ。


どんな時の私も、親として後悔したくないから、その時に出来る限りのことをしようと思ってたね。





でも・・・ ねぇ、
20年後の私は、どの時の私にも戻りたくないって思ってる、ごめんね。
だって、どの時の私もしんどかったもん。


けれど、言えることは、その時々の私がいたから今の私がいる。
今の私が、これから先の私のために頑張るよ。


じゃね、またね。
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