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小説のレビュー、家族の出来事、趣味の事、スポーツ全般など、日々の出来事をつづりながら、一日一日を心豊かに過ごせれば・・・

こんなにウマくいくかね?『海鳴り 上・下』藤沢周平

2016年11月03日 | 小説レビュー
~はじめて白髪を見つけたのは、いくつのときだったろう。
骨身をけずり、果てにむかえた四十の坂。残された日々は、ただ老い朽ちてゆくばかりなのか。…
家は闇のように冷えている。心通じぬ妻と、放蕩息子の跡取りと。
紙商・小野屋新兵衛は、やがて、薄幸の人妻丸子屋のおかみおこうに、果せぬ想いをよせてゆく。世話物の名品。「BOOK」データベースより


ずっと読みたかった藤沢周平作品の一つ「海鳴り」でした。

時代小説なのに、とても読みやすく、スッキリとまとまって、流れるように物語が進行します。さすがは「名作家」と言われる藤沢周平さんです。

江戸時代の紙問屋の旦那・新兵衛と、同じ紙商問屋の女将・おこうとの不倫を描いた物語です。

現代にはドラマや小説で溢れるほど描かれている「不倫」ですが、江戸時代では、男は市中引き回しの上、打ち首獄門、女も死罪は免れないという、恐ろしい仕打ちが待っているというのに、二人は恋に落ちてしまいます。

新兵衛と同じ年頃の自分としては、重ねてしまう部分もあり(最近、とみに老いを感じているあたり
「新兵衛がんばれ!」と、感情移入せずにはいられません

しかし、ただ単に中年の不倫を描いただけではなく、商売の難しさ、家族の形、友情などがしっかりと描かれていて、グイグイ引き込まれてしまいます。

大どんでん返しはありませんし、クライマックスから二人の逃避行まで、「こんなにうまくいくかね?」と思ったりもしますが、ハッピーエンド?で爽やかに終わります。

模倣して、現代版『海鳴り』を自分なりに書いてみたくなりましたね。

上下巻ですが、一気に読めてしまう快作です。

★★★☆3.5ですね。

サッカー観戦!

2016年11月03日 | 家族・友達
今日は近くのグラウンドで、友達の息子達が試合をするというので、応援に行ってきました。

久しぶりに見ると、めっちゃ逞しくなってて、頼もしい限りでした。

また日曜日に2回戦があるので、時間が合えば応援に行くつもりです!

p(^-^)qがんばれー

知恩寺の古本市!

2016年11月03日 | 雑感・日記的な
京大に行ったその足で、たまたま開催されていた、「知恩寺の古本市」を覗いてきました!

かなりの人出で、なかなか賑わっていましたよ。

古文書のようなものから、美術書なども沢山ありましたが、もちろん興味もなく・・・(^_^;)

文庫本コーナーで、探していた、藤沢周平の「海鳴り 上・下」を200円で買ってきました。d(^-^)