日付の変わる頃から、風雨が強まってきていました。春宮が、朝7時過ぎに起き上がろうとしたら、気圧のせいか、腰椎狭窄の腰が痛くて、掛け蒲団を綺麗に整えるどころではありませんでした。少しずつ、動き乍ら、身仕度をして、隣の台所に朝食を食べにまいりました。洗濯機をかけつつ、朝御飯、亡義父がいた頃から朝食を食べ乍ら、朝刊を読んでいます(時間がなかった頃からの癖です)。
朝刊をめくっていて、フッと、株価の頁を見ました。気にしているのは、大和証券の株価です。アベノミクスとやらで、NISAやファンドラップが推奨された頃、銀行に預金していても、殆ど利息がつかず(今もですが…)、春宮でも、先々の事を考え、NISAとファンドラップをはじめました。株の事は、よくわかりませんでしたので、大和証券で、担当者をつけて貰いました。
株の買い方すら知らず、富士フィルムの化粧品があうので、株主優待で3割引きで、化粧品が購入出来る事を知り、富士フィルムの株を購入しようとしたのが、最初でした。
父母の頃は、銀行や郵便局の金利がよかったので、それで済んでいたようですが、ゼロ金利では、さすがに考えました。NISAもファンドラップも、良さげに見えてしまいました。
最初の頃の担当者は、キビキビした方がついて下さっていて、元本割れする前に解約…と、代々、口頭約束でしたが申し上げていました。
コロナ大流行の直前に交代した担当の女性は、春宮ですら鈍そうだな…と思っていましたが、今まで、何事もなく、過ごしてきたので、黙っておりました。
コロナの流行、春宮夫は、元ウイルス学者ですから、すぐに、「下手すると、2~3年落ち着くまでにかかる」と言っていましたが、夫婦共に医学系、コロナ流行と株価の変動にまで、頭がまわりませんでした。大和証券の担当女性から、「元本割れました。」と、呑気な声の電話がかかってきて、ハッと、『株価』と気が付き、「元本割れる前に解約でしょ!すぐに、解約の手続きをして下さい!」と、電話で告げ乍ら、冷や汗をかいていました。
翌日、担当女性が、午後やってきて、解約手続きを開始している所か、パソコンを開いて、「持ち直しますから…」と、言うのです。「何故、客の言う通りに解約しないの?一日を争うでしょう!」と言って、追い返しました。玄関を閉め、すぐに大和証券の担当女性の上司に電話をかけて、事情を説明し、解約手続きを開始するようにしました。その翌日には、朝一番で、大和証券に、春宮が行き、ファンドラップの解約手続きを完了しました。はじめて、人様の名刺(担当女性)を破りました。でも、上司の方は、慣れた手つきで、春宮の破った名刺を始末なさいました。
それから、春宮夫の言った通り、コロナの大流行で、今に至っています。ファンドラップ、損はしましたが、大損の手前でしたでしょう。医学知識はあっても、株価に影響が出る事を予測出来なかったのですから、春宮には、『株』をいじる資格無し…と、苦い勉強になりました。
NISAは、銀行と大和証券株…手堅いと、思って求めましたが、株価が戻らず元本割れ、ずっと塩漬けでした。銀行株の方が、先に復調していましたが、大和証券株が…😖
9月頃から、大和証券株が少し上向きました。大和証券に電話をかけて、「大和証券株が、いくらになったら、元本になるの?」と尋ねました。『担当者』はいても、役に立たなかったので、「必要なし!」と言い、グループ管理…とかいう扱いになっています。「910円以上になるのを見ていて下さい。」と言われたので、たまに、株価を見ていました。
今朝の朝刊で、950円を超えていましたので、朝食を食べ終え、顔も洗わずに、大和証券に電話をかけました。電話口には、キビキビした男性が出られ、早速、今朝の株価を伺い、電話でNISAの解約し、大和証券株をすぐに売って貰い、続いて、銀行株も売り、大和銀行から、紐つけてある銀行口座に振り込む事まで、一気に済みました!ファンドラップの損を少し、補填出来ました。
まだ、株価は上がるかも知れませんが、欲はかきません。お国のおっしゃっる事にも乗りません。あの首相では、いつ下落するか…と不安です。ゼロ金利でも、マイナスにならなければ、十分です。
化粧品の3割引き優待の受けられる富士フィルム株だけは残して、サッパリしました😅