この言葉を、世に広めたのは70歳くらいから、バレーを習い始めた故糸川博士であったろうと記憶しています。
彼は、ペンシルロケットから現代まで、日本のロケット産業を育ててきた人の一人でありました。
ネット記事を見て、ハッとこの事を思い出させてくれたのは、JB press の中の記事でありました。
*** 以下引用 下記URLより ***
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4876
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兼業農家との競争によって大規模専業農家がバタバタとつぶれていく悪夢を回避する方法は2つある・・・ 。
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其れは、発想を逆転し、専業の大規模『コメ農家』 に作物の転換を促すことで、需給の調整を行なう事です。
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*** 以上 引用 終 ***
山間部の水田も、土地改良耕地整理事業として莫大な投資を行なった平野部の水田も、今や恐らく強制休耕とされた40%近くの水田は、殆ど荒れ放題になっているのでしょうか? 原因は減反、あるいは土地改良事業。 難しく考えなくても農政事業の誤り、政治の不手際です。 誰も責任を取る人は居ないが・・ 。
当事者から言わせて貰えば、稲を作る為に土地改良と称してカネを強制的に徴収され、稲作しか向かない所を、賦課金だけ徴収され休耕、納得のいかない施策です。 官僚とも、政治家とも、地元の土建業者とも信頼関係は崩れ、農民間も切り刻まれ、最早農民は食われ放題の有様。
治山治水、環境保全の意味から本当は山間地の水田も、無くしてはいけなかったのでしょう。
ここで振り返って、元通りというか休耕前の水田に形を戻すのは不可能かもしれませんが、諦めないで地方のあるいは僻地の水田は、もう一度復活する政策を取る事は出来ないのでしょうか。
そうすべきなのではないでしょうか。
平地水田の、野菜なり、五穀(所謂雑穀)への転作は、再度コメ作りに戻すのは山間部に比較したら、造作の無いことではないでしょうか。 そして、10ヘクタール、20ヘクタール程度の地域の用水路に転作田として、水を全く入れなければ、それなりに畑作も、現状と違った趣になるのではないでしょうか。
『転作を、大規模専業農家(定義は知らないが)に、優先的に進めることも、一つの方策として、メリット、デメリット検討に値する』 のではないでしょうか?
兼業農家、米作農家の補助金を増減してバランスを見ながら、修正すればナントカなるような気がしないでもないが・・・・ 。
コメの生産を、国内で諦める様な事になれば、国際的にまた一つ弱点を抱えることになります。
こうして、国内はエネルギー支配国、食料支配国、核武装国家、金融覇権国家から揺さぶられることになる。
『国連、国連、国連・・・』と、お経を唱えても、国連は機能を果たすことが出来ず、アメリカでも、何時ドル破綻に見舞われるか、予断を許さず、結局国家と言う形を継続するには、『独立自尊』以外にはないのではないか。
『TPP』は、アメリカにとって都合の良い制度で有ると云うことは、言わずもがなの所であるが、北朝鮮のような狂犬が居る所では、アメリカに連れないぞぶりを見せることも出来ず、ここはずるく立ち回り、世界の農業、食糧生産者への支援制度をよくよく分析してみる必要が有るのだろう。
いずれにしても、国土の荒廃、食糧生産の放棄という政策は、有り得ない政策であろう。