深夜2時、「仙台まるごとパス」を発見し、急遽決定
山形県・山寺に行って参りました!!
いやー・急遽決まっただけあって「線路に人が居たので」電車が遅れるわ、向かいの女の子達が「トイレに紙やすりと好きな人の写真しかなかったらどうするか」を語り合うわ、大音量で大滝永一きいてる兄さんがいるわ、友達とは行き違うわ、電車から見える紅葉に感動した知らないおばさんに手を握られるわ(笑)なかなか素敵な往路となりました(笑)
そして、いざ着いた山寺は…すっごい混んでる!!!
静けさが染み入る訳もなく、一段ごとに煩悩が消える訳もなく、寧ろ皆そういう宿命を負った人であるかのようにひたすら上っていましたよ(笑)
でも、「父さんおっそいなぁ!俺なんか走れるぜ!!」と得意げな少年に、「人生はこんなものよ!」と何かを悟ったらしい息を切らせたおばさん。柵を乗り越えようとする小さい子に、疲れたのか階段の途中で杖を持って座り込み、その柵を越えた子に「死んだら元に戻らんから、そんなことはしてはいかん!!」と怒るおじさん。そしてけなげに前の人を待ちながら上る犬たち。
混んでいてあんまり写真は撮れなかったんですが、面白かったです~。
勿論紅葉や自然も良かったですしね★
あと、一番高い位置にある「奥の院」を目指す通常ルートの横道に「天狗岩」だかいう修行場があるんですが、3mほどの木の梯子を上って、岩のくぼみの道に這い登り、そのあとは天井が低ければかがむか四つ這いで通ったり、30センチ幅で横は柵もなく急斜面なところがあったり(60センチほどの距離の曲がり角なので、運動神経がいい人はひょいっと飛んでいくんですが…。私には…)、その直後に待つのは急角度の岩肌を、鎖に掴まって登ったり…。
私はそこで「上れはするけど、降りられない」と判断。引き返してまいりましたが、それでも30センチ幅お所は「うー!」といいながら、岩にがっちり掴まって通ったし、梯子に至ってはどう梯子まで行くかに迷い、上りまちの人に「ゆっくりでいいですよ」と声を掛けてもらって、先に荷物を降ろさせていただいたり、私のびびりっぷりを心配した女の人2人に見守られながら降りたという、人の優しさを感じながらの恐怖体験となりました(笑)
怖がり&高所恐怖症&運動音痴の私にとっては本当怖かったんだよ!!久々に生命の危機を感じたもん!(泣)あれ、雨上がりなら絶対死人出るよ!!
因みに上まで上った友達によると、更にもう一回鎖を使って上った後、木の根に掴まって這い登った先が頂上らしいです。君は凄いよ!君の勇気に乾杯!!…でも…苦労の割には…との事。私タイプの人は無理しない方がいいですよ(笑)
下山後は宝物館で釈迦入滅図の刺繍を堪能したり、地獄絵図に見入ったり、死者九変化の絵(遺体が白骨化するまでを9つに分けて描いたもの)をみて「死んだ時、看取ってくれてる人いるんだから、獣に食われる前に埋めてやれよ!!白骨化して朽ちてからやっと卒塔婆なのかよ!!」と悲しくなってみたり、最後は知恵と道徳を授けてくれるという大日如来様に「頭を良くして下さい」とお願いしたりして帰って来ました。
あ!あとふもとにある「芭蕉焼団子!ごま味噌・エゴマ・くるみ味があるんですが、美味しかったです~。ごま味噌はあまじょっぱい味噌に白ごまがはいってて、美味!友達のくるみもしょっぱめ風味で美味しかったですよ。いかれたときは是非。
紅葉もいいし、自然も良いし、民俗学とかに興味あるかたにもお勧めです★
…それにしても、なぜか今日は日記が固まって固まって、書くの4回目です。2回目なんてこんな長いの書いて「おし!」とUPしようとした瞬間だし…。なんだなんだ?