大原、旧八ヵ村の氏神さんである「江文大明神」。
大原では、各町毎にその家の長男が15歳になると
宮座という宮事に係わる組織に入るシキタリになって
います。
その宮座に年長者から順に五人仲間と呼ばれる者
がおり、一番年上の者から「一和尚」(いちばんじょう)、
二和尚(にばんじょう)と呼ばれています。
一和尚を一年務めて、これで宮座から抜けられると
いう事になります。当然の事ながら、その町の宮事
のリーダー役や細々とした事は「一和尚」の仕事です。
今年、我が家の長男がその「一和尚」です。
県外に仕事場を持つ息子が頻繁に大原に帰って
出来る筈がありません。自ずと代役は家の者。
こういう家庭が増えて来ました。よって宮座から
抜ける家もチラホラ。
農業を仕事として廻ってきた村社会。
もう、そろそろ限界が見えてきました。
冒頭の写真は私の町内の御霊神社。
下の写真は江文神社の神輿倉。
こんな、しめ飾りも一和尚の仕事です。
昔から続いてきたシキタリ。我が家で絶やす訳には
いきません。
今年一年、無事に一和尚が終えられますように・・・。
以上です。
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