やはり逆

テニスのレッスンでコーチが言いました。

「遠くに飛ばしたいときは、力を抜くんです」

なんだか、すごくよくわかる気がする。
強度で言えば、竹は木より弱い。
ただし、竹はよくしなる。
しなった竹の戻る力はすさまじい。

一見弱いものが、実は強くて、
一見強いものが実は弱い。

力を入れれば入れるほど、
球は飛ばなくなり、力を抜くことが逆の結果を生む。

ところで、話したがりの人がいる。
いつも話をしたい。
いや話をしたいのではなく、聴いて欲しい。

なぜだかそういう雰囲気を持った人には
人は寄り付かない。

「さみしいよ、さみしいよ」

という人にはなぜか周囲の人も相手をしない。
楽しい人の周りに人が集まる。

不思議だけれど、そういうものらしい。