いつかあの青空の心に

少年のころ見上げた、あの青い空。澄み切ったあの空のような心になりたいと願った。その心に近づいているのだろうか・・・

ちいさな勇気

2004年10月05日 | 考える
小学校の卒業文集に
担任の先生が書いていた文章を時々思い出す。
その先生も、何かの本から引用していたようであるが、
元の本は忘れてしまった。ただ、言葉だけを覚えている。

小さな勇気こそ欲しい。
何かあったときに、振り絞れるような大きな勇気は
それほど、必要ではない。
ただ、日々の生活の中で、
「面倒くさいな、明日にしようかな・・・」
「これはやらなくてもいいかな・・・」
「ちょっと親切をしようかな・・・」
そういう、ちいさな、ちいさな勇気、
それこそが欲しいのだと。

それを読んだときは、まだ私は幼くて「そういうものなのかな・・・」
と、どちらかというと半信半疑だった。
しかし、大人になった今、その言葉を重みをもって受け止める。

最初はささいな事である。
だけど、日々の小さな勝負に勝つ、
自分の怠惰、ずるしたい心、思いやりのない心
そういうものに日々勝っていく事により、
最終的には人生の勝者たることができるのではないか。
そう、思います。

成長には一足飛びはない。
それよりも、日々の勝負、
自分自身との勝負に負けないことこそ、
確かな成長なのかもしれない。
大人になった今は、心からそう思います。
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