雲量は多いが晴れの朝、2.5℃迄下がった気温も13時半過ぎの10.2℃が最高、
外に出れば北風も強く、家の中に引き籠ってしまうほど。
13時、9.4℃、46%
東の遠い春日奥山も、最後の晩秋の装いが見え、若草山頂上(342m)に
この寒いのに人の姿が見える。👇
さてNHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花は「マンリョウ・万両」です。
ヤブコウジ科の常緑小低木で林内に自生し、夏前に白色の星形の花を咲かせ
その後緑色の実をつけ、秋には熟して赤い果実となる。
「センリョウ・千両」と共に正月の金運植物「金生樹」と呼ばれますね。
そして雪が降れば、濃緑色の葉と赤色の実との対比が鑑賞の対象となるが、
不思議なことに万葉集には収録されていない。
初出は1612年林羅山の『多識論』が中国名「スサコン」に「アカギ」としてで
マンリョウという名は18世紀末に用いられ、まん竜、万量などと綴られ、
1820年代の文政年間に流行の「ヒャクリョウ・百両」の別名「カラタチバナ」
1820年代の文政年間に流行の「ヒャクリョウ・百両」の別名「カラタチバナ」
中国名は「百両金」から、これに対応してマンリョウ・万両となったようだ。
江戸の終わりにブームとなり1828年『草木奇品家雅見』に収録されたのは
江戸の終わりにブームとなり1828年『草木奇品家雅見』に収録されたのは
斑入りや葉代わりなど12品種にも及ぶ。
花言葉はお正月飾りに用いることから「寿ぎ」
マンリョウ
また小庭には下草として「ヤブコウジ・藪柑子」別名「十両」がある。
高さは10㎝程で、今年は少ないが、葉の下に赤い実を付けている。
ヤブコウジ
これは古く「ヤマタチバナ」として万葉集(巻19-4226)大伴家持が詠む。
原)『此雪之 消遺時尓 去来歸奈 山橘之 實光毛将見』
詠)「この雪の 消(け)残る時に いざ行(ゆ)かな 山たちばなの 実の照るも見む」
意)この雪が消え残っている間にさあ行こう。山橘の実が照り輝く様を見に
高岡市万葉歴史館HPより
最後に「イチリョウ・一両」もあるのです。
アカネ科の「アリドオシ・蟻通し」のことです。