東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町麻郷ウォーキングの下見(1/2)

2019年02月02日 | 歴史探訪他ウォーキング

 2月は久しぶりに田布施町麻郷をウォーキングする予定です。そのための下見ウォーキングをしてきました。本番ウォーキングに合わせて午前10時に麻郷公民館に集合しました。皆さんが集まると、麻郷小学校に向けて歩き始めました。旧麻郷農協、交番などを抜けて麻郷小学校の裏山に行きました。

     2月は久しぶりに田布施町麻郷をウォーキング、そのための下見


 麻郷小学校西側の裏山上には神花社(じんがさー)と呼ばれる小さな神社があります。傾いているのか両側が棒で支えられていました。不思議なのは、別名「うぐらの神様」と呼ばれていることです。この話を知っている方はほんのわずかです。蟹守、虫守、牛守など動物を弔う祠や神社が少なくありません。他には、稲荷様はキツネと関係がありますし、金毘羅社はワニと関係があります。うぐらとはモグラのことなのですが、その伝承を知っている方が絶えているのは寂しい事です。

 麻郷公民館を出発      麻郷小学校に向かう    神花社のお社
  

 神花社にお詣りすると、江良碧松の歌碑に向かいました。続いて、江良家の墓所に向かいました。江良碧松の長男、次男のお墓が隣り合っていました。長男は碧松の自慢の息子だったそうです。長男を失った数年後、亡くなった次男のお骨を持って田布施駅に降り立った時のことです。駅で出征する三男とすれ違ったそうです。その三男は奇跡的に無事だったそうです。その三男さんは、私の父と森林組合の仲間だった関係でよく話を聞きました。江良家や江良家墓所はその三男さん達の子供達が守っているのではないかと思います。

    井神、江良碧松歌碑             江良家墓所
 

 江良家の墓所を出ると、溜池横の道をどんどん進んで奈良地区に入りました。奈良地区に入った頃にお昼タイムになりました。そのため、道横にシートを広げて昼食休憩をとりました。時々日がさして体がポカポカしました。早朝は雨、昼からは曇り空の不安定な天気でした。雨が降るような荒れた天気にならなかったのは幸いでした。

  道端で昼食休憩       溜池記念碑       二ッ池遺跡碑
  

 昼食休憩が終わると、奈良地区奥にある二ッ池と呼ばれる溜池に向かいました。この溜池は、戦後に戦地から戻った若者達がクワやスコップを使って作ったそうです。その作業を模した姿が記念碑として溜池の入口に建ててあります。しかし、笹薮をを分け入らないとその記念碑は分かりません。その溜池池記念碑から20m位離れた溜池土手に二ッ池遺跡碑が建っています。弥生時代の遺跡だそうです。古代にこの地に人が暮していたのです。

      下見ウォーキングした麻郷の助政,井神,奈良,竹重,尾迫

コメント
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