東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

郷土館に現れた珍客(痩せこけた伝書鳩)を保護

2020年04月05日 | 生き物

 午後、干していた布マスクを取りに郷土館の外に出ました。すると、一羽の鳩が何やら駐車場で地面をつついていました。何か食べているのかなと思いその鳩に近づきました。野生の鳩ならばすぐに飛んで逃げるのに、2~3mの距離を保ちながら逃げません。その鳩の足を見てピーンときました。伝書鳩でした。レース途中にお腹がすいたのか力尽きて舞い降りたようです。試しに紅花の種を与えると、食べるではありませんか。保護するため、食べているところを捕らえました。

        人間が持ち上げても怖がらない伝書鳩


  伝書鳩は20年前にも救出したことがあります。その時も、お腹が空いたのでしょう田んぼの網に絡まっていました。稲に実ったお米を食べたかったのだと思います。足を見ると標識番号と電話番号が書かれていました。早速、伝書鳩の飼い主に電話をかけました。すると、数日後に伝書鳩を入れる箱が送られてきました。面白い事に、宅急便でその箱を飼い主の元に送り届けることができました。今、そのような鳩を送るサービスは宅急便には無いとのこと。思い出しましたが、ボーイスカウトとガールスカウトで通信の歴史をお話しをしたことがあります。その時、伝書鳩を紹介しその役割について解説したことがあります。

  駐車場で保護     最初紅花の種を給餌    捕らえた籠と鳩
  

 私は鳩の飼い方をよく知りません。伝書鳩を飼ったことがあるY君に電話すると、嬉しいことに早速郷土館に来てくれました。彼の話では、レース中に力尽きた伝書鳩とのこと。痩せこけていても餌を食べる元気は残っているので、回復する見込みがあるとのこと。このまま外で保護すれば猫などに襲われます。そのため、数日間、郷土館で保護しようと思います。水を入れた皿を籠(実はビール箱)に入れておきました。体重が増えて体調が回復すれば、すぐにでも大空に解き放とうと思います。私に捕まって幸運だった伝書鳩でした。 

  よく見れば、可愛い目        数日間保護する籠(ビール箱)
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする