今年度の麻郷小学校放課後学習成器塾が始まりました。一斉下校日の午後2時半、子供達全員が校庭に集合しました。その後、下校する子,児童館に行く子,放課後学習に行く子が分かれました。放課後学習には、バトミントンなど校庭で活動するコースと、将棋や人形劇など室内で活動するコースがあります。室内コースの一つである「手芸と料理」コースの指導者4人と子供9人(4~6年生)は、家庭科教室に集まりました。去年までと違うのは、今年は男子が3名です。手芸や料理に興味を持ってくれる男子がいたので少しばかり嬉しく思いました。
好きなデザインの刺し子布を選び、好みの色の刺繍糸を選ぶ
今は初夏、食材が傷みやすい季節です。そのため、料理コースは晩秋から冬にかけてすると子供達に説明しました。活動内容について説明が終わると、チャック付き透明袋を子供達に渡しました。そして、記名してもらいました。これは作りかけの手芸作品を保管し、次回子供達に確実に手渡すためです。準備が整うと、最初に取り組んでもらう刺し子についてお話をしました。そして、何種類かのデザインがあらかじめ描かれている刺し子布を選んでもらいました。そして、好きな色の刺繍糸を選んでもらいました。最後に刺繍用針を渡しました。刺繍糸は途中で自由に変えてかまいません。
手芸と料理の説明 好きな刺し子布を選ぶ 好きな刺繍糸を選ぶ
本来の刺し子は玉止めや玉結びはしません。しかし、玉止めや玉結びができない子が多いので、あえて玉結びをしてから刺し子を開始してもらいました。見ていると、指でつまんで玉結びする子や針にくるくる巻いて玉結びする子がいました。そして、玉結びに長く余分な端糸が出る子もいました。
さあ、刺し子の開始です。模様の縫い目の通りに縫うように言ったはずでした。しかし、だんだん縫い目が荒くなる子が少なくありません。それを見つけると、正しい運針を見せました。そして、荒い縫い目と正しい縫い目を見せながら違いを説明しました。全体的な事ですが。せかすようなことは一切しません。その子の速さに合わせて縫ってもらいました。
模様に合わせて縫う 指導者による運針の手本