東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

乾燥した藍の葉で、手紡ぎ毛糸を藍染め

2021年08月31日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 経糸をあらかた織機に張ったため、次は横糸を作ることにしました。手紡ぎは終わっているため、その糸を等分に分けてそれぞれ山野草染めすることにしました。今回は、基本的な染めである藍染めをしました。私の畑で収穫した藍の乾燥葉などを使って染めました。これまで、自分で育てた藍を使っていろいろ染めてきました。藍の生葉染め体験発酵させた藍の葉など、いろいろ試しました。その結果、一番私に合っているのは藍の乾燥葉を使った藍染めです。

           藍の乾燥葉を使って藍染めした手紡ぎ毛糸


 最近の藍染めは、藍染め液がそのまま袋に入った藍液を使うようです。袋の中から液を取り出してから、還元剤などを入れることによって簡易に藍染めできます。私もその催しに参加したことがあります。また、小学校の放課後学習で子供達に体験学習してもらいました。今回は、手紡ぎ毛糸を藍の乾燥葉だけを使って藍染めしました。

  使った藍の乾燥葉    ミキサーで細かく粉砕    藍染め液を温める
  

 私は藍染めの素人ですが、次のようにして藍の乾燥葉を使って藍染めしました。まずは、水に入れた藍の乾燥葉をミキサーの入れて粉砕します。次に、粉砕液を温めます。温まるとアルカリ液と還元剤を入れます。しばらくその液を混ぜていると、液表面が綺麗に輝くようになります。それは、藍染めOKの合図です。洗って湿らせた毛糸を、静かに液の中に沈めます。30分程度浸しておいて取り出します。すると、最初は黄色なのですがだんだん濃い青色になります。染まったことを確認すると、何度も水洗いします。これで、手紡ぎ毛糸が綺麗な青色に染まりました。次は紫色の染色をしようと思います。

   藍の液に毛糸を静かに沈める       染まった毛糸を何度も水洗い
 


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