東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

ケナフが開花、急いで切り倒して皮を剥ぐ

2024年10月22日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 ケナフを栽培しているのですが、なかなか皮を剥いで繊維にする時間がありません。そうこうしているうちに花が咲き始めました。そして、授粉したのでしょうか、実がだんだん大きくなりました。このままでは良い皮が得られないため急遽数本のケナフを切り倒しました。そして、茎を根元から1.5m位の長さに切りそろえました。

           花が咲き実が大きくなりはじめたケナフ


 高さが3m近くまで伸びたケナフがありました。あまり大きく育つと茎が硬くなり皮を取るのに力がいり大変です。皮を得るため高さが2m位で花が咲いていないケナフを選んで切り倒しました。そして、皮を剥ぐために邪魔な枝を全て取り除きました。そうすると、1本の棒のような茎だけになりました。そのケナフをクラフト小屋に持ち帰って皮を剥ぐことにしました。

     薄黄色の大きな花弁       天高く3m近く伸びたケナフ
 

 ケナフの茎の上から根元に向かったナイフで一本線を引くように切りました。その切れ目に沿ってめくるように皮を剥ぎました。夏に一本だけ皮を剥いだことがありますが、10月になると若干皮が厚くなり硬いようです。クルミ,楮,イヌビワは夏が剥ぎやすいです。そのため、ケナフも夏に皮を剥ぐのが良いのではないかと思います。
 その後、ケナフの皮を水に浸けておきました。水に浸けると養分が水に溶け去り、皮の乾燥後にカビが生えにくくなります。一週間程度水に浸して置こうと思います。それでも繊維分が取れないようでしたらアルカリ性の液に浸してみようと思います。

    茎から剥くように皮を剥ぐ       水に浸して養分を取り去る
 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Newペットボトル用ほぼろを試作 | トップ | 平生町竪ヶ浜~田布施川沿い... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

綿栽培,糸つむぎ,織り,染色」カテゴリの最新記事