東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

各地域の小学生、昔の生活を知るため郷土館訪問

2020年01月27日 | 子供の育成関連

 毎年この時期になると、各地域の小学生達が先生に連れられて郷土館にやってきます。お爺ちゃんやお祖母ちゃんが暮していた頃の昔の生活を知るためです。この日は城南小学校と上関小学校の元気な小学3年生達がやって来ました。郷土館には昭和30年代以前に使われた古い生活用具が展示してあります。すべてではありませんが、それらの生活用具は今でも動かすことができるように整備されています。例えば、石臼,だいがら,唐箕,たぬきの糸車,綿繰り機,織機,黒電話,ボンボン時計,蓄音機,真空管ラジオ,手押し井戸用ポンプなどです。子供達はこれらの古い生活用具を好奇心いっぱいに見たり,調べたり,動かしたりしていました。

      石臼に小麦粒を入れて回し、製粉体験する子供達


 郷土館に入館すると、挨拶をしたあと館内を見学します。最初に田布施町郷土館にしか展示していないノーベル平和賞(メダルはレプリカ)と岸・佐藤元宰相の遺品を見学します。次に、昔の生活用具が展示してあるブースに移動します。そして、牛や馬を使った農具,田植えの道具,耕す道具,お米を調整する道具,紡ぐ道具,炊く道具,商用道具などを見学します。

 郷土館の全体説明   岸・佐藤元宰相の紹介   牛馬の農具説明
  

 郷土館は見るだけでなく体験も重視しています。石臼で製粉体験、蓄音機で音楽を聴く、実際の縄編みや糸紡ぎの見学などです。子供達の一番人気はだいがらでした。だいがらは精米やもちをつく古い道具で、松下村塾などでも見ることができます。男の子も女の子もだいがらに登って足踏みして動かしました。1時間程度ではすべての道具を見たり体験できません。いつか家族と一緒に郷土館に来ていただければと思います。

  古い農具を見たり触ったり      糸紡ぎの実演を見学
 


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