今回ご紹介するのは「夢のような幸福」(著:三浦しをん)です。
‐‐‐‐‐内容‐‐‐‐‐
欲望の発露する瞬間を考察し、友人と特異な「萌えポイント」について語り合う。
伝説の名作漫画『愛と誠』再読でその不可解な魅力を再検証。
世界の名作『嵐が丘』を読み乙女のテイストを堪能し、女同士でバクチクライブ旅。
独自の見所発見の映画評、旅先の古書店の謎を探索。
物語の萌芽にも似て脳内妄想はふくらむばかり――
小説とはひと味違う濃厚テイストのエッセイをご賞味あれ!
‐‐‐‐‐感想‐‐‐‐‐
今回は久々にエッセイを読みました。
三浦しをんさんは小説もさることながら、エッセイもかなり面白いです。
小説のシリアスさとは打って変わって、エッセイではギャグ的な内容が続きます。
三浦しをんさんと友人たちの日常が綴られているのですが、この「日常」がすごいことになっています(笑)
今回のしをんさんは友人の結婚式に行ったり、ロード・オブ・ザ・リングのアラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンに熱を上げたり、徹夜で漫画を読んだりしています。
ほかにも、「死国」の友人とバクチクというバンドのライブに行ったり、しをんさんのことを「ブタさん」と呼ぶ弟さんとのナイスなやりとりがあったり。
「死国」は「四国」のことだと思うのですが、なぜか「死国」となっています。
この友人さん、静岡でやるライブのために、四国からはるばる出てくるあたりが熱いなと思います。
バクチクというバンドは知らないのですが、どんなバンドなのでしょうか。。。
でも好きなもののために遠い地まで足を運ぶ気持ちはわかります。
私もこの春は天皇賞(春)を観に京都に行こうと考えたりしました(諸事情により諦めましたが…)。
今回は三浦さんと家族のやりとりが一番面白かったような気がします。
「ブタさん」連発の弟さんや、勝手に結婚相談所に三浦さんのことを話してしまう母親。
この結婚相談所の話で、弟さんから強烈な一言が。
「ブタさんさあ、頼むからその結婚相談所に登録してくれよ。おまえがどんな男を連れてくるのか、俺はすごく見たいよ。
究極の怖いもの見たさっていうの?」
な、なんて失礼な弟さんなんでしょう…
こんな調子の姉弟ですが、何だかんだで仲は良いのかも。
エッセイを読んでいたら、どうやら三浦さんの家は原宿の近くにあるような感じでした。
色々な場所に出かける三浦さんなので、あまり地元の話は出てこないです。
でも出かけた先で繰り広げる友人たちとの面白いやりとりは、読んでいて思わず笑ってしまいます。
楽しい内容が満載なので、興味を持った方は読んでみてください☆
※図書レビュー館を見る方はこちらをどうぞ。
‐‐‐‐‐内容‐‐‐‐‐
欲望の発露する瞬間を考察し、友人と特異な「萌えポイント」について語り合う。
伝説の名作漫画『愛と誠』再読でその不可解な魅力を再検証。
世界の名作『嵐が丘』を読み乙女のテイストを堪能し、女同士でバクチクライブ旅。
独自の見所発見の映画評、旅先の古書店の謎を探索。
物語の萌芽にも似て脳内妄想はふくらむばかり――
小説とはひと味違う濃厚テイストのエッセイをご賞味あれ!
‐‐‐‐‐感想‐‐‐‐‐
今回は久々にエッセイを読みました。
三浦しをんさんは小説もさることながら、エッセイもかなり面白いです。
小説のシリアスさとは打って変わって、エッセイではギャグ的な内容が続きます。
三浦しをんさんと友人たちの日常が綴られているのですが、この「日常」がすごいことになっています(笑)
今回のしをんさんは友人の結婚式に行ったり、ロード・オブ・ザ・リングのアラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンに熱を上げたり、徹夜で漫画を読んだりしています。
ほかにも、「死国」の友人とバクチクというバンドのライブに行ったり、しをんさんのことを「ブタさん」と呼ぶ弟さんとのナイスなやりとりがあったり。
「死国」は「四国」のことだと思うのですが、なぜか「死国」となっています。
この友人さん、静岡でやるライブのために、四国からはるばる出てくるあたりが熱いなと思います。
バクチクというバンドは知らないのですが、どんなバンドなのでしょうか。。。
でも好きなもののために遠い地まで足を運ぶ気持ちはわかります。
私もこの春は天皇賞(春)を観に京都に行こうと考えたりしました(諸事情により諦めましたが…)。
今回は三浦さんと家族のやりとりが一番面白かったような気がします。
「ブタさん」連発の弟さんや、勝手に結婚相談所に三浦さんのことを話してしまう母親。
この結婚相談所の話で、弟さんから強烈な一言が。
「ブタさんさあ、頼むからその結婚相談所に登録してくれよ。おまえがどんな男を連れてくるのか、俺はすごく見たいよ。
究極の怖いもの見たさっていうの?」
な、なんて失礼な弟さんなんでしょう…
こんな調子の姉弟ですが、何だかんだで仲は良いのかも。
エッセイを読んでいたら、どうやら三浦さんの家は原宿の近くにあるような感じでした。
色々な場所に出かける三浦さんなので、あまり地元の話は出てこないです。
でも出かけた先で繰り広げる友人たちとの面白いやりとりは、読んでいて思わず笑ってしまいます。
楽しい内容が満載なので、興味を持った方は読んでみてください☆
※図書レビュー館を見る方はこちらをどうぞ。