最寄駅まで両親が送りにきて
別れ際、握手を求められ、ぎゅっと握ったら
胸もぎゅっと痛くなり、うるうるしてしまった。
新千歳空港まで送るという父の申し出を丁重にお断りしてよかった。
今度、札幌の両親に会えるのはいつだろう。
８５歳の父は少しだけつまづきやすくなっていたし
今日８０歳になった母は、チャカチャカ歩いていたスピードがとても遅くなっていた。
毎日、二人で晩酌し、日ハムを力の限り応援していた。
元気でいてほしい。
羽田行きの機内はとても空いていて
快適だった。
羽田空港にシンガポールで一緒だったＨさんが、車で迎えにきてくれて、私の自宅まで送ってくれた。
お陰様でおしゃべりもでき、体もとても楽でありがたかった。
この優しさを
私もいつか誰かにお返ししたいと思った。
札幌で、父と二人で神社にお参りした。
その神社は私が病気になってから、両親がほぼ毎日私が元気になるようにとお祈りしてくれていた神社なのだそうだ。
元気な姿を両親に見せられたことを感謝した。
札幌の空はとても綺麗だった。
日本にいられるのも
あと１０日ほど。
体に無理のないよう
のんびり過ごそう。
子供達と話そう。
