予約して行って、なおかつ他の患者さんがいないのに30分待たされた。
もう慣れたけどね。
9時半に抗がん剤治療のお部屋に入り
最初はビデオで治療についての説明を受けた。
副作用、食事、運動、心のケアなどなど。長いビデオ。
吐き気どめの錠剤などをのみ、
生理食塩水とともに抗がん剤二種を、
6時間ぐらいかけて点滴。
カルボプラチンとパクリタキセル。
長かった〜。
途中だんなさんは一度帰宅したりどこかでリモート会議やってたりして忙しそうに出入りしてた。
看護師さんたちはとても明るく元気で優しい。私の同年代の看護師さんが
私の膝に手を置き
「ファイト。ファイト。日本に子供さんたちがいるのだから。」というものだから
せっかく穏やかな気持ちでいたのに
不覚にも泣いてしまった。
私の向かい側に座っていた高齢のベテラン風お婆さんも慰めてくれた。
YouTube聴いたり読書したり、片手でなにかと不自由だったけれど
滞在時間がこんなに長いことを使わない手はない。
看護師さんたちの雑談は中国語。
英語と中国語、両方が鍛えられるかな。
私も積極的に話さなければね。
白血球数の低下を抑える注射を二日おきに打たなければならないそうで、
自宅で自分で打つか、パートナーに打ってもらうことも可能とのこと。
自分で自分のお腹に注射を打つなんて!と思ったけど、毎回その度に通院するのもなー。だんなさんに打ってもらうのもちょっと怖い。
なので自分で頑張るぞ。とりあえず第一回目は病院に行って看護師さんに教わりながら見てもらって自分で打ってみる約束をした。
あんなに点滴いっぱい打ったのに
具合が全然悪くならず、ちょっとびっくり。もっとヘロヘロになると思ってたのに。きっと明日ぐらいから体の中の戦いが激しくなって影響出てくるんだろうな。
今はいたって元気。
食欲もあるし、吐き気もない。よかった。
ゆっくりゆっくりだね。
雨上がりのシンガポールの空は澄んで綺麗だった。