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ごきげん日記

師走

とうとう今年最後の月になった。
日本にいた時は、お歳暮だ、年賀状だ、クリスマス、大掃除、おせち…..と慌ただしく過ぎていた1ヶ月だったが
真夏のような陽気の中では師走感が全く無いので精神的にはゆったりと過ごせそうだ。

午後2時、日本人医師N先生のいるクリニックで診察。
だんなさんは今日も午後休をとってついてきてくれた。
10ヶ月前に私の卵巣がんを発見してくれたN先生。
語り口調は淡々としているけれどとても信頼している。

母国語で自分の体のこと、気持ちを話せる喜び。
それと同時に突きつけられる現実。

先生の口から何度も「再発」という言葉を聞くと胸にガツンとパンチが飛んでくる感じだった。

血液検査や尿検査の数値はとてもいいと言ってくださったし
今している治療の意味、大切さを聞いて改めてありがたいと思った。

痺れについては
今後何年、何十年と続いていく可能性があるとのこと。
一度壊れた神経が元に戻るのは難しいそうだ。
日本にどうしても帰らないといけないことがあった場合は、
紹介状を書いてくださることに。
伸びてきた髪の毛も見てくださったし、
人間ドックの中でも乳がん検診はしっかりとやったほうがいいとのアドバイスもいただいた。

体が元気になって
毎日を不自由なく生活していると
再発のことを忘れていることがしばしばある。
N先生と話して
思い出した。
卵巣癌は再発率の高いガンなのだということを。
だんなさんは
「今の治療は再発させないためにやっている治療なんだから」と自分に言い聞かせてるかのように言っていた。

今考えても仕方ないけど
いつも呑気にしている自分には
たまに軽いパンチも必要なのかな。

改めてN先生に出会えてよかった。

大阪のYちゃんから暖かいプレゼントが届いた。


クリスマスツリーも入ってた!


いつもありがとう。

だんなさんと近くの居酒屋さんに。








なんでも食べられる幸せを噛み締める。
ちょっと気落ちしてた私を励まそうと外に連れ出してくれたんだと思う。

常に私のことを考えてくれて
寄り添ってもらっている。
彼のためにも
毎日を楽しく過ごしていこうと思う。

日本の水際対策強化で帰れなくなった人もいるのではないだろうか。年末年始を日本で家族と過ごすつもりの人にとってはガッカリだろうな。

日本の息子は一人で年越しになる。
せめて友達と楽しく過ごして欲しい。



明日もいい一日に!







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