四日間一人。
もともと一人時間に至福の時を感じる私。
この2年間はだんなさんに頼りっぱなしだったから夫婦で常に一緒に行動することが多かったけれど、
現金なもので
元気になってくると
「たまには一人になりたい」と思うことが出てくる。ごめんね。
なので、この四日間は自分の好きなことだけをしている。
だんなさんは食べないあんこ入り食パンを焼いたり、
ぐるぐるがうまくいった。
浅田次郎さんの「蒼穹の昴1〜4」を読み終えた。
あとはラジオ。
オールナイトニッポン55周年記念番組がたくさんあったので
ずーっとずーっと聴いてた。
北海道での学生生活を送っていた私は関東をよく羨ましく思っていたものだ。聴きたい番組がなかなか聴けない遠い北海道。
夜中に親に見つからないようにラジオを窓際に近づけたりしながらコソコソ聴いたものだ。
今回、北海道足寄町出身の松山千春さんのオールナイトニッポンが沁みた。
パンを捏ねながら聴いてたら
千春さんのお姉さんが48歳で舌癌で亡くなった時の話をしていた。
北海道弁で当時の姉と弟の会話を再現する千春さんの朴訥な言葉に涙腺崩壊。パン生地にしょっぱい水分が入ってしまった。
ラジオは耳で聴いて想像力を働かせて楽しめる。絶対になくならないでほしい。
松山千春さんの「凡庸」という歌の歌詞に
ドキッとした。
何もできないと思い悩むよりは
せめて悔いのない時を送ろう
こんなはずじゃない 誰を責めてみても
すべて大切な私の人生
いつも歩いた私なりの日々
言葉にするほど幸せでなく
涙にするほど不幸でもない