約45年前から遡る
[うろ覚えの事もある]
新婚半年かな
サラ金の業者が尋ねてきた
まだ 世間知らずの私は
最初はよくわかってなかった
そのうち借金してる事がわかった
義父に連絡して
私の生命保険の解約金と
義父に助けてもらったお金を
合わせて 返済したつもりが
後に借金の全額でないとわかった
元夫は自殺すると言う手紙を残して
家出をする
その時は上の子が乳幼児だった
その頃
嫁入り道具で持ってきた着物が
質屋に入れられたことがわかったが
質流れで取り返せなかった
質流れなんて言葉さえ知らなかった
まだ300万近い借金があると
わかった
にっちもさっちもいかず
養父達が住む地元に帰る事にした
私はわけが言えず
うそついてまで 引越し費用を
養父から出してもらった
地元に帰ったが
元夫は業者に全く対応しない為
私が代わってしてた
そのうち 私も疲れてきたのか
養父に元夫の借金をぶちまけた
普段は怒らない人だが
嫁入り道具の着物まで質屋に
入れていた事には怒ってた
残額の借金は養父が立て替えたが
元夫の借金癖は
結局 離婚後も治らないままだ