亡くなった
夫と私の実母とワンコのチビを
同じ額にいれた
サバ缶は夫が好きやったから😊
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/52/c6073acb0bc7456bba430a72c60a1ba2.jpg?1739346899)
実母の写真は一枚しかない
実家にアルバムあるはずやから
帰省したらもらってこよう
看護師だった実母
誰しも人生に欠けてるものが
あるのかもしれないが
私には実母の存在が全くない
私が中学3年の時に
実母は52歳の若さで亡くなった
亡くなった事を知ったのは
養女だとわかった21歳の時だ
養女だと知った直後から
実母探しが始まった
その頃 顔も知らない兄姉に
実母を尋ねるすべさえわからず
最後に勤めていた旅館を見つけた
どうやって突き止めたのか
いまだに記憶がない
それぐらい私は必死だった
私は母が生きているもんだと
思っていた
しばらくして
養父が私の実家に連れて行った
兄姉全員がいたと思う
私は誰よりも実母に会いたかった
「お母さんは?」と尋ねると
和室に案内された
仏壇の前に座らされて
ようやく
実母は亡くなっていたと知った
私には衝撃的過ぎて涙も出なかった
「母さんはいない」
なんどそれを繰り返しただろうか
聞きたいことがあった
なんで私を手離したか
実母から直に聞きたかった
養母が私を余所者扱いにしなければ
実母への慕情も薄かったかも
いまだに養母になんの感情もない
戸籍上は母であったが
養母は亡くなる寸前まで
私を余所者扱いにした
私は 表面上は
お母さんと呼んでいたが
私は幼少期から養母に
不穏な空気を感じてた
(続く)