國枝伸哉 武蔵野金具屋 時代箪笥金具

燕市 国枝心哉 時代箪笥 金具師

関西長角火鉢

2022年01月04日 | 骨董時代箪笥

関西長角火鉢  (古物)

角火鉢囲炉裏一式 時代物品 内炉金古鋳物 茶釜鉄瓶込み

総欅造り波目杢 各処銀装飾金具付き

角火鉢寸法 正面幅690mm 高さ320mm 横幅320mm

炉縁の四隅々の張り出しには、懸魚と言われる火災除けの真鍮装飾金具が取り付けてあり、

角火鉢の胴箱の四方面には、真鍮入り如意金具が施して、火鉢を引き締めました。

      銀装飾金具は七福神絵柄模様で開運招福で説明する

3つの抽斗のある胴面には  翔鶴に乗る寿老人と投げ網で鯉を取る恵比寿天

右側の胴面には       酒吞童子と毘沙門天の盃の舞え

左側の胴面には       福寿老翁夫婦の落ち葉寄せ

裏面の胴面には       埋蔵小判の掘り起こしに大黒天弁財天が俵積め

3つの抽斗には       右の抽斗はからくりあり 抽斗の高さ6センチです

茶道具入り寸法         ぐい吞み茶碗 へたが小さめの茶托 茶筒の径は60mm以内              

昭和時代にはどの家庭でも、必ず炭火炬燵や手あぶり火鉢に、角火鉢が暖炉の役目としていました。

冬の農家では囲炉裏が家の中心に自在駒と共にあり、薪や炭火で部屋中全体を暖めたり、自在駒に鍋料理や

煮炊きをしたり串刺し魚を焼いたり、客人が来られれば酒燗をして一献飲みかわし、語り合う風情もあった

時代箪笥の金具師として銀装飾金具を取り付けました、民芸品の火鉢をお部屋の中央に置かれて楽しまれるも良し

古物の関西長角火鉢 銀装飾金具付きの特別販売価格は 円でお譲り致します。

古物商許可証 巻第836号交付平成3年4月30日

メールアドレス abtuv9@gmail.com     tel070-4501-5389   ご連絡ください。

長火鉢用五徳瑞雲堂釜添えと鉄瓶 (古物)

関西長角火鉢の銅落としは一回取り替えてありますが灰もれはありません、枠板には焦げ跡が多少あります。

長火鉢のなかの囲炉裏には、瑞雲堂造りの炉金鋳物の五徳釜添えです、

正面幅 320mm 高さ125mm 奥行180mm

瑞雲堂製湯釜は共蓋です

湯釜寸法は 外径160mmマル 高さ145mm

又 胴回りあられ目鉄瓶の、弦には銀粒の象嵌堤手です

鉄瓶寸法は胴回り170mmマル 高さ120mm

囲炉裏のある長角火鉢の囲いから、炭火が散らばるのが見え隠れする中、湯釜に酒徳利を温めて、友と酒を飲みかわし

語り合うひと時は、本心から気持ちが暖かくすることでしょう。

瑞雲堂五徳湯釜及び銀粒あられ目鉄瓶の特別販売価額は 円でお譲り致します

メールアドレスabtuv9@gmail.com   tel070-4501-5389でご連絡ください。


越後佐渡総欅船箪笥

2022年01月02日 | 骨董時代箪笥

越後佐渡総欅船箪笥

ひょうたん70個ある瓢箪唐草模様全面金具

欅無垢材筍杢の一枚板をふんだんに使用して(天井面板 両側面板 裏面板共)作り上げた船箪笥です。

船箪笥 正面瓢箪唐草模様 箱造り 錠前金具 概要

上段作り 引き違い戸 差し棒錠前金具(横閂補強)割鍵で解錠 戸棚は空っぽの物入り棚です

     骨董品や重要書類 等を簡単に出し入りできます。

     戸棚の額縁横桟全面瓢箪唐草浮き出し模様

中段 抽斗3個 真ん中抽斗錠前金具(U字補強) 割鍵で解錠 両方抽斗からくり差し錠 間仕切り框隠し箱

     この抽斗のある所に百万円札束二束入る場所があります、フフフ

     抽斗全面瓢箪唐草浮き出し模様 角引手

下段 三枚引き扉戸は掛け合い錠前金具(U字補強)二箇所の扉を 曲げ割鍵交互に掛け合いして解錠す

     中央扉を右方向に引いて扉を外す 左右の扉は蝶番金具で開放

     三枚扉全面瓢箪唐草浮き出し模様で、右の割鍵を差した状態で引き開けて開扉します

下段の内側には抽斗が7ハイあり角把手です、慳貪蓋をパイプ鍵に解錠しますと、

     中には硯箱が現れ書道セットが入ります、また何処かに宝石箱が隠れています

 

塗装  箪笥全面カシュー漆塗装 手塗る仕上げ

総欅造り  重量35キロ~以上か? 一人では動かせない重さです

船箪笥寸法 正面幅650mm×高さ620mm×奥行き400mm

錠前鍵  割鍵4ヶ パイプ鍵2ヶ

佐渡越後には懸け硯箱の片開き船箪笥と、各種重要な書類等、金銀小判を収めたり船箪笥があります。

金具には雲形模様の形や、彫り装飾金具に蔦唐草 瓢箪唐草が施された錠前金具が沢山あります。

民芸運動家 柳宗悦美学者によって、船箪笥の時代感覚を持ち合わせている素晴らしさを、世に広げましたことにより

時代箪笥が一気にブームを起こしました。

越後佐渡総欅船箪笥を代表する、この瓢箪唐草模様はひょうたんが、見え隠れする70個もあり、豊臣秀吉公の

瓢箪の旗印に由縁する戦いに、一つ一つ戦に勝つたびに増やしていく、千成瓢箪の縁起物です。

箪笥の枠組みすべて欅板を使用しているため、重量は正確に測れませんが、両脇に把手付ですが一人では移動は無理です。

この越後佐渡総欅船箪笥は従来の船箪笥にない、特徴が沢山機能しており、扉を開ける楽しみが一杯あり、

十分に満足感を快感出来ます、大きなお部屋の一室に飾り置かれますれば、豪華な時代箪笥金庫になります。

時代箪笥の金具師として、20数年前に作り残して置いた船箪笥です。日本中探し求めても同じ船箪笥はありません

是非ともご覧くださいましてお気に召しましたならば、特別価額にて円で販売いたします.

古物商許可証 巻第836号 交付平成3年4月30日

メールアドレスabtuv9@gmail.com お問い合わせ電話番号070-4501-5389

 


ワイン収蔵酒田帳場時代箪笥

2021年12月01日 | 骨董時代箪笥

ワイン酒蔵酒田帳場時代箪笥

高級なワインや酒及びウエースキーの収納時代箪笥です。

手頃な大きさで総栗材で作られていた、古い年代物の帳場観音開き戸の、時代箪笥がひと昔に手にはいりました。

箪笥の外寸は正面幅680×高さ600×奥行き460mmの大きさです。

観音開き戸の扉板は、痛み傷がありますし、貧弱な金具が付いてありましたので、前板のみ取り替えました。

この古い帳場箪笥を手直しすべく、左右の観音開き戸板を、一枚ずつ木目がタケノコ模様の、欅材を使用して作り変えました、

観音扉戸板には、L型鉄板を使って額縁にして囲い、強度と扉が狂わないように補強し、ピッタリと合わせて仕上げました。

時代箪笥金具について

観音開き扉の前板には、新しく酒田飾り金具であしらい、雲形金具模様の錠前を取り付け、互いに本錠前と空錠前が組み込まれて、

三っ割鍵を使って解錠しますが、左扉の内裏側には閂止め差し棒が付いており、完全に密閉されて隙間が修正されました、

左右の扉とも縦金具は、如意模様で透かしがあり、〇のなかには壽文字が入っています。

又両扉には豪華で頑丈な、一枚大蝶番を取り付け、本物の酒田帳場時代箪笥へと変貌致しました

観音扉戸を開きますと酒蔵箪笥に❓

四つの間仕切りがある、総桐作りの抽斗が四箱出てきて桐箱には、四本の最高級ワインが収納出来るように、上下2段のワインケースです、

一箱に納められた四本の下位のワインをも、自由に出し入れが出来るように、設計してありますので、合計16本のワインが収蔵できます。

フランスの世界高峰ワイン「ロマネコンティ」をも、総桐箱のこの時代箪笥に、何年も収蔵しても賞味は変わりません❓❓

ワインは常に温度が14℃前後、湿度は70%前後が保存に適していると、現在は四季をエアコンにより設定すれば、日本家屋の場合でも、

広い客間のあるお座敷に置かれても、ワインの保存には快適化と思います。

酒田帳場箪笥の機敏性と、桐箱の気密性から箱内は、外部からの遮断され素晴らしい環境の元に、熟成された美味しいワインが、

何時いつまでもお飲みいただけますでしょう。

和風の広い客間の片隅に 静かに佇む 酒田帳場時代箪笥

お客様をお座敷にお招き頂く時に、酒田帳場時代箪笥の両方の扉を、三ツ割鍵で解錠して、桐の抽斗を引き出して、何年物のワインの

ラベルか紐解き、一本丁寧に取り出されて「飲むより語られよ」 本物のワインの香りと味わいをグラスに注ぎますれば、

時を刻むのを忘れさせる、粋な楽しみもあろうかと思います。

時代箪笥の金具師として、30年位前に製作し直して作り残していた箪笥です、10年前にワインを収蔵出来るように、抽斗を作り変えました。

日本中探し求めてもない自作の逸品です、最高峰の百万円以上もするワインを、16本も収納出来る素晴らしいワイン箪笥です。

ワインケースでワインを収蔵されている人々も、ワイン帳場時代の価値観からして、金具はすべて手仕事にて自信作の一棹です。

お気に召されますならば、お譲り致しますお値段は円です。よろしくお願いいたします。

メールアドレスabtuv9@gmail.com 問い合わせ番号 070-4501-5389

古物商許可証 巻第836号交付平成3年4月30日

 


掛け軸収納時代箪笥

2021年10月28日 | 骨董時代箪笥

掛け軸収納時代箪笥(長四角形)

掛け軸収納時代箪笥の概要

古代色黒染鉄 真鍮 洋銀による吉兆飾り金具

箪笥形状 両方の片開き扉を開放すると、通り抜け空洞です

天面には把手2ケ付いていて、何処でも持運び可能です 台座枠に乗せてあり

〇材料 集積桐材 13mm厚さ 長四角形箱 台座枠共 手作業で制作製品

〇箱全体の外寸法 長幅1200mm×横幅200mm×高さ200mm

〇箱内のり寸法  長幅1175mm×横幅175mm×高さ175mm

〇片開戸寸法 右側左側共に 横175mm×高さ175mm

〇台座枠寸法 長幅1240mm×横幅232mm×高さ68mm波形あり

〇塗装 長四角形 台座枠共 ウレタン油性マボガニー色で全面手塗仕上げ

〇箪笥箱内装 ナイロン製紫布 全四方面共のり貼り付

掛け軸収納時代箪笥 錠前及び装飾金具の名称

  写真をご覧になった上にご説明します

〇長四角形の箪笥の三面は、すべて十文字透かし装飾金具です

〇長四角形の箱前面は、扇面金具に 一富士二鷹三茄子の吉兆装飾部品を取り付けました

           縁起物のかぶの図柄金具2ケ両脇に取り付けました

〇長四角形の箱天面には 左側にふくら雀金具に 梅鶯兎 真鍮洋銀部品を取り付け

            右側に正面向兎金具に 竹雀蝶 真鍮洋銀部品を取り付け

〇左右の片開戸金具セットには 如意錠前に鍵2ケと 十文字透かし縦金具に如意蝶番3枚付けた

収納される掛け軸の使用方法

皆さんは掛け軸を、どの様に保管管理されていますか?、特に署名作家の掛け軸は、保存に関して十分に

注意されておられることと思います。掛け軸は和紙にて表具されていますから、取り出して床の間に飾るとしても、

常に息をしていると言われるほど、敏感で有る為取り扱え保管上、高温多湿は避けなければなりません。

大概な人は普段から、掛け軸の保管には、紙箱のタトウに入れた状態で、床の間のある部屋の地袋か天袋に

押し込んで収納保管していると思います。

写真をご覧になった上に、掛け軸収納時代箪笥の取り扱いを説明しますと、標準サイズのタトウ入れの

掛け軸でありますと、左右の片開戸の錠前をパイプ鍵で開けますと、通し空洞になりますので、両方から

3軸~4軸押し込むことが出来ますので、合計7~8軸は入ります。

涅槃図の掛け軸は3尺以内であれば収納可能です。また著名作家の文化的芸術作品の一幅は、作品を巻き上げて

太巻きの状態から桐箱に収め、布袋のタトウに入れましてから、二重の木箱である仕覆の収められた上に、

尚風呂敷に包まれて保管されます。

この掛け軸収納時代箪笥でありますと、高級な軸装でありましても、展示会開催の折には、パイプ鍵で

施錠解錠出来るので、密閉された状況で持運びが可能です。

日本家屋の広い座敷の床の間に、飾り置きましても見劣りしない、立派な掛け軸収納時代箪笥です。

時代箪笥の金具師として、何十年も携わってきた中で、金具はすべて手仕事にて日本中探してもない自作の逸品です。

貴重で大切な美術品の掛け軸を、保持保管されていられるお方は、出展会場へ持ち出される場合は、

把手が付いていますので持ち運びが非常に便利です、お気に召しましたならば30万円でお譲り致します。

メールアドレスabtuv9@gmail.com    tel 070-4501-5389

 

 

 

 


日本刀収納時代箪笥(長四角形)

2021年10月21日 | 骨董時代箪笥

日本刀収納時代箪笥 (長四角形)

日本刀収納時代箪笥 概要

古代色黒染 龍虎 鶴亀 牡丹飾り金具

上蓋扉開閉戸 把手付持運び可能 台輪座あり

〇材料    集積桐材 13mm厚さ 手加工で制作製品

〇箱全体の外寸法 長幅1300mm×横幅225mm×高さ200mm

〇上蓋開戸内寸法 長幅1040mm×横幅198mm×高さ170mm(空洞)

〇片開戸寸法   横幅198mm×縦幅170mm×奥行き198mm (空洞)

〇台輪座寸法   長幅1340mm×260mm×高さ68mm (波形状)

〇外装塗装 ウレタン油性 マボガニー色 全面塗装 台輪座共同じ

〇中箱内装 ナイロン製紫布 全面のり張り付け

箪笥金具種類 装飾金具 錠前金具 蝶番等 金具説明

長四角形の正面 右竹虎 左雲龍 装飾金具

長四角形の天面 右松鶴 左波兎 装飾金具

上蓋開閉錠前雲形金具 左右牡丹空錠金具 出如意蝶番金具三枚

片開戸開閉錠前雲形金具 菊重ね透かし縦金具 出如意蝶番金具

パイプ鍵2ケ

上蓋開き留め金あり 日本刀簡単に収納取り出し可能 刀身囲い立て移動自在

〇日本刀拵えと脇差し 二振り

〇太刀を白鞘に入れて収められる

〇正絹帯刀袋に入れて納められる

〇日本刀拵え全長1150mm迄収納可能です

〇片開には桐箱あり 鍔や切羽等収められます

 

時代から時代へ受け継がれた、重要文化財級の日本刀は、常に真空なガラスケースに密閉された、状況に保管されておりますし、

展示会場で著名な刀匠により、豪壮な太刀を拝察いたしましても、鋼の塊から光り輝く刀身が、緊張感に満ち溢れた気分です。

最近の「鬼滅の刃」やゲームの「刀剣乱舞」のヒットを受て、日本刀の人気が高まっているいます。

美術工芸骨董品として、「銃砲刀剣類登録証」は、簡単な審査により誰でも所有出来ます。

しかし日本刀を保持管理するにしても、一振りずつ桐箱に収めたり、拵えのまま刀掛け置きにして、床の間に飾ってみたり、

沢山の日本刀をお持ちの方は、桐材の刀箪笥か、衣裳時代箪笥の抽斗の中に、保存しているのが殆んどです。

{ よみがえる和箪笥の前板に咲いた黒い花}

此度 日本刀の保持管理をする上で、色んな要望として求められ、期待された条件を持ち供えた、独創的な刀箪笥を製作いたしました。

この刀業界で二つとない、長方形をした飾り日本刀拵え収納時代箪笥はです。

写真から刀箪笥の全容の説明しますと、集積桐材を長四角形に刀の長さが入るように製作いたしました、拵え等二振り入るように、

台輪座も添えて作り上げました、全体にマボガニー色で手塗り仕上げしました。名刀を納めるために、箱内装は高貴な紫布を、

全面のり貼り付けいたしました、

貴重な由緒ある折り紙付きの太刀の歴史は、代々授け与えて来られた、奥深い物語の連続です。

それが故にこの日本刀拵え収納時代箪笥の装飾金具は、正面には雲龍と竹虎の壮観図柄により、いかにも太刀の権威と威力の象徴を、

表現して作り上げた逸品です。

広い日本家屋で奥座敷の床の間に、この日本刀時代箪笥を、台輪に座して飾り置きますと、何百万円もする太刀に対して見劣りしない、

太刀拵えを保存管理できる一物であります。

出し入りはパイプ鍵で施錠してありますから、安心して刀の手入りをはじめ、持ち運びも出来ますので、使い易さは抜群です。

時代箪笥の金具師として、何十年も携わってきた中に、金具はすべて手仕事にて自信作品の刀箪笥の一棹です。

名刀をお持ちで収蔵されている人人の、刀箪笥の価値観からして、お気に召されますならば 40万円にて お譲り致します

メールアドレスabtuv9@gmail.com お問い合わせ電話番号  070-4501-5389

 

 

 

 

 

 


時代箪笥

2021年10月01日 | 骨董時代箪笥

 

越後佐渡総欅銭函  

材料及び塗装 欅19mm厚さ  拭き漆塗

寸法 幅270mm×高さ270mm×奥行き400mm

隅金具 アングル鉄材と帯鉄材囲い 全面釘打ち

上蓋と側面金具で、上錠前横錠前を掛け合い閂錠  鍵2本使用

装飾金具の図柄は、全面巾着袋に花びら、裏面洋銀で梅に鶯

銭投入口から50円 100円 500円銀貨が入れられる

箱に細工有り 投貨すると真鍮版に当たり、ギャリーチリーンと音が響く

古い総欅作りで拭きうるし塗の、手頃な銭函がありましたので、全体にL型鉄板及び帯鉄て、蓋開け錠前鍵を2個つけて、互い閂止めにしてみました。

箱の隅々にはL型鉄板で囲い、天面側面には帯鉄を十文字に取り付けて、釘打ちして強固な鉄金庫銭函に作り変えました。

前板には花刺繡の巾着袋の飾り金具をつけ、裏面には真鍮飾りで梅に鶯を散りばめました、

銀貨投入口からお金を入れますと、上蓋を開けてみてお分かりの様に、チャリーンと音が鳴り響くように、真鍮板に細工してありますので、気分爽快にしてくれます。

時代箪笥の金具師として、携わってきました中での、特別仕様に作り上げた、ほかの銭函にない逸品です。

広いお住まいのポーチ付き玄関から入ると、目立った下駄箱が置いてあり、各々のお部屋には団欒できるスペースには、立派な調度品家具が置いてあります。

その上には飾り置物や華道が活けてあるのが、一般的な家庭の風情であります。写真の鉄金庫銭函は、玄関先の下駄箱の上や、各部屋の道具調度品箱の上にある、

従来の飾り置物とをそーとすり替えてみますと、独創的な置物として、利用価値が分かる金庫箱に変身します。何故なら毎日の買い物帰りの、財布の中身の小銭が

パンパンと膨れ上がり、困った経験がお分かりとおもいます。「現在はキャシュカードでお買い物の時代です」が、まだ貯金箱と同じ感覚で使う、小銭投入銭函として、

利用されますしいつの間にか、50円 100円 500円銀貨が「塵も積もれば山となる」、最後には100万円も入り両手には持ち運び出来ない、鉄金庫に変貌します。

使いやすく珍品の「越後佐渡総欅鉄金庫銭函」は、必ずお金が貯まります。時代箪笥の金具師として何十年も携わってきた中に、

金具はすべて手仕事にて、自信作品の銭函です。お気に召されますならば10万円でお譲り致します

メールアドレスabtuv9@gmail.com  お問い合わせ電話番号  070-4501-5389


時代箪笥

2021年09月23日 | 骨董時代箪笥

 

東北地方や越後佐渡へ行きますと、立派な資料館は別としても、街は外れや農村部には、多種多様な生活道具類の、民芸館があります

使い古されたもののなかには、朽ち果て始めた箪笥が目に留まり、サビ付いた金具に、錠前や蝶番等が、ポツンと置いてあるのを見ると、

何とも言えず、古い味わいがある箪笥が、なぜか私の方を見て、助けてほしいと、言っているような気がして、こころが 痛みます。

このような時代を経た箪笥を、修理したり、金具を修繕取り換えたりして、もう一度この世に送り出してやれる、仕事が出来ないか考え、

50歳にして小さな工房所を開きました。

みよい見まねで夫婦で、半人前ながら試行錯誤して始めました。もともとは箪笥金具は、各藩の下級武士の内職であったり、野鍛冶屋の

職人が内鏨で、家紋や装飾金具を、箪笥に加工釘打ちしたものが、始まりと言われます。

武家町人衆の装束や着物等納めたり、商家で大福帳や書類を保管したり、千石船に積み込んだ、懸け硯箱や船箪笥で商用したり、

婿嫁入りの都度持たせた衣装箪笥や、火災時に持ち出せる車箪笥もあり、お部屋に置かれた箪笥は保管は良いのですが、

納屋 押し入れ 土間に置かれた箪笥は、取り扱いが悪い為、傷んだものや、金具が欠落したものがあります。

そんな箪笥金具をつくり直すために、卓上グラインダー 小型コンタマシン 蹴とばしプレス ボール盤に、やすりがけ鏨打ち作業台を

揃えて、手造り作業ができるようにして、色んな部品金具に箪笥錠前金具を、コツコツと作り上げて25年、東北大災害地震が起きるまで

仕事をしましたが、今は箪笥金具師としての、仕事の工房所は終了しました。

今回長い間、私物として家庭内に、生活と共に溶け込んできた、時代箪笥が数棹ありましたので、この機会に創作金具時代箪笥を展示して

市民の方々から見て頂き、各地産地別の時代箪笥の説明や、解錠には色んなからくり仕掛け、忍び隠し箱があり、一つ一つの箪笥のお話を

させて頂く機会を持たせた、展示会を吉田公民館のラウンジで行いました。楽しいひと時過ごして頂きました。

今回ブログを再び始めますが、色んな時代箪笥の作品を、ブログに掲載して販売したいと思います、ご期待ください。