このところどんよりした湿気の多い
毎日が続くせいか、
自粛疲れかはわかりませんが、
何もする気力がなくなってしまいました。
何年か前までは、
こんな天候が続くと自律神経の調子が
崩れてお腹の調子が悪くなる。
それを理由に布団にもぐりこむのですが、
このところ、身体の調子は良すぎて!
お腹も崩れない。
仕方がないので、
もう難解中の難解な本を
ベッドに持ち込み、
それを読みながら、ウトウトすることに。
わけのわからない字面を
追いながら、
孫のあれこれが頭をよぎる。
「~トリさん、トンダネエ」
「あっ、アリさんがいた!」
「アっ、アリサン、いないねえ」
「デンシャ、見えないねえ」
何かがいた!といえば驚き、
いなくあれば、また驚く~。
延々とそれを繰り返し、
飽きることがない~~。
こちらも、
「~いないねえ」
「~~飛んだねえ」
「~~どこに行ったのかなあ」
と相槌を打つだけ。
BABAの帽子だね~^。
そんなことを思い出していたら、
「難解な本」の一節が
目に飛び込んできた。
「~~会話に意味を持たせない~~。
永遠に無意味なことを話し続けること」
その例として挙げていたのが、
小津安の映画、
「お早う」
この映画、
「お早う」「お早うございます」
「いいお天気ですね」「本当に」
と、とにかく
相手の言葉を
そのまま返していくだけなんですね。
それだけで一本の映画を作るなんて、
大したもんだ。
当時は大笑いしたのですが、
この「意味のない言葉の反復」
というところに
人と人のつながりがある、
と難解な本はいう~~。
とまあ、意味を持たせてしまうところが、
ワタクシの...。
まっ、ともかく美味しいものを、
とバターパンを作ろうとしたら焦げた!
「お早う」
「お早う」
「トリさんとんだね」
「ありさん、いないねえ」
そうか、
今の私に足りないのは、
こういう対話だったのか。
ひとりでいるとは
こういう会話がなくなることだったのね。
一人で、やってもいいけど、
それって、ちょっとね、
仕方がない?ので、
ブログでそれをやろう。
意味のないブログ、いいなあ。
いや、これまでだって意味のないこと
ばかりだぞ(汗)
というわけで、
とにかくベッドから出ることができた!
いつも応援ポチ
ありがとうございます。