しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

遠い国、ウガンダ。(2/14*水)

2007-02-15 | 人間大好き!
春一番の強風の吹き荒れる日でした。
金沢は20度となり、平年を12.3度上回ったようです。
山道を歩くと、山全体が動いているようなすごい風の音。
こんなときは、宮沢賢治の「風の又三郎」を思い起こします。

夜は市民ネットワークの例会でした。
今夜のスペシャルゲストは、ウガンダの青年ムクワイヤー氏。
今は金沢の大学で学んでいるそうです。
日本に来日しているウガンダ人はたったの3人。
その一人が彼で、仲間の一人が通訳をしてくれました。
私もネットでウガンダの豆知識を少しかじったのですが
いまだに内戦が続いていて、かなり危険な場所もあるようです。

ウガンダで何か活動をするときには、
書類に書き残す必要があったり、手当を支給する必要があったりと
何だか自由の制約を感じました。

アフリカにある小さな国ウガンダ。
遠すぎてどんな国なのかイメージできなかったのですが
こうしてちゃんと出会うことができると
実像が見えてきます。
参加者みんなで、いろいろな質問をしましたが
とても丁寧に答えてくれました。

森があって野生生物がたくさんいること。
彼の好きなウガンダの鳥は、ツルだそうです。
ゴミはみんな投げ捨てされていて、
主食はトウモロコシをひいた粉。
大きな湖があってそこで捕れる魚は輸出用。
自分たちが食べる魚は輸入された魚。
サトウキビの畑がたくさんあるそうです。
生活は豊かではなく、「ラストサムライ」の映画を観たのと
日本のテクノロジーに惹かれて来日したそうです。

どうですか?少しはウガンダという国を
イメージできたでしょうか。
27才だという彼は、とても「静」のイメージの人でした。
短い時間では、とても彼の背景を知り尽くすことはできなかったのですが
こういう出会いが、次の“何か”につながっていくのでしょうね。


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2 コメント

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Unknown (なお)
2007-02-15 01:15:08
一昨年のラムサール会議がウガンダでした。うちのNPOは毎回参加してるのですが、その年は私のところと父のところ、二つ同時に登録地になる記念すべき会議だったので、ウガンダにはメンバーが何名も参加しました。



私は行かなかったものの、ウガンダというと内戦で治安の悪い国、マウンテンゴリラの国、ってイメージがありました。メンバーが出向くにあたり色々調べると、条令で「自然観察に森に入る時は兵士12人を同行する事」とかありました(・・;)森にゲリラがひそんでいるからとか…。ゴリラにゲリラ、豊かな自然がありつつもまだ紛争の色濃い国のような気がしています。でも、その国から日本に来ているのがわずか3人なんですか!少なさにちょっとおどろきました。
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なおさん。 (しら)
2007-02-15 09:23:05
そうなんですか、ウガンダまで行かれたなんて貴重な体験でしたね。きっとツルつながりもあったのでしょうね。
日本は遠い国なのでウガンダからの来日が少ないのは、あちらの経済事情もあるのでしょうね。戦争は最も大きな環境破壊、経済の喪失ですから。ODAという海外援助の名の下に、アメリカはいろんなものを強引に売りつけていくようで、ここでもまた、悪名高き?アメリカの名が出てきていました。その国にいつもくっついている日本はどんな国?っていつも考えてしまいます。
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