前回の記事では着信の様子しか書かなかったので、今回は発信編です。
WT32がCALLING状態になった時点で、WT32はすでにPCM信号を送受してヘッドセットに飛ばしています。W-SIM側でALERTメッセージが出力されると、網側から呼出音が送られてくるので、その音声がPCM信号を介してヘッドセットへと送られてきます。
着信の時の例ではヘッドセットからの操作で切断をおこないましたが、今回はジャケット側の操作で切断をおこない、WT32に対してhangupコマンドを送ることで無線区間の切断をおこなっています。
- WT32に対してdialingコマンドを送ります。WT32はヘッドセットに音声用のSCOリンクを張って、CALLING状態に遷移します。
- W-SIM側にはATDコマンドを送って発信を開始します。最後の##0は音声発呼であることを示しています。
- 相手側が応答すると、W-SIMがCONNECTメッセージを出力します。
- WT32側にconnectコマンドを送ると、WT32はCONNECT状態に遷移します。
- W-SIMにATHコマンドを送って呼を切断。
- WT32側にもhangupコマンドを送ってSCOリンクを切断。
WT32がCALLING状態になった時点で、WT32はすでにPCM信号を送受してヘッドセットに飛ばしています。W-SIM側でALERTメッセージが出力されると、網側から呼出音が送られてくるので、その音声がPCM信号を介してヘッドセットへと送られてきます。
着信の時の例ではヘッドセットからの操作で切断をおこないましたが、今回はジャケット側の操作で切断をおこない、WT32に対してhangupコマンドを送ることで無線区間の切断をおこなっています。