マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

USB-P4K LCDへの表示

2008-03-09 19:06:30 | W-SIM
キーの検出につづいて、LCDへの表示方法についてもLinuxのドライバを読んで確認しました。

LCDへの表示もキーの検出と同じようにクラス特有のSET_CONFIGURATIONをインタフェース3番に対して送ってやることで実現されます。キーの場合と違って、インタラプト転送で応答が返ってくることは無いようです。

LCDへの表示はデータパケット中でCMD_LCDというコードを指定してSET_CONFIGURATIONを送ります。表示データとしては、点灯/消灯させたいLCDセグメントをビットマップで指定します。その結果、1のビットが点灯され、0のビットが消灯されるという仕組みのようです。

LCD表示装置がもつセグメント数は全部で160セグメントほどあり、それを24バイト分のビットマップで表現するようになっています。SET_CONFIGURATIONで送れるデータパケットの長さは16バイトですが、表示データとして有効な部分は11バイト分しかありません。そのため、全部のセグメントの表示を変更するためには、CMD_LCDを複数回送る必要があります。データパケットには、データの長さとオフセットを持てるようになっており、LCDのどの部分からの変更データかを指定することができるようになっています。



とりあえず、全セグメントを点灯してみる試験をした結果が上の画像です。Linuxのドライバではどういうわけか、V-STORE, V-DIAL, 鍵, MAILの4つのアイコン表示はサポートされていません。OEM先によって、ハードウェアにいくつかのレビジョンがあり、LCD表示機能に違いがあるのかもしれません。

ともかくも、LCD表示の仕方は理解できましたので、ドライバを書き始めることにしようと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。