KAIGAN

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生を全うするということ

2005-11-28 22:33:35 | KAMAKIRIST
そのカマキリには右手がありませんでした。

鳥に襲われて必死に応戦したのでしょうか。


私はそのカマキリに手を差し伸べました。

左手で必至にしがみつく彼女の姿がありました。


何も怪我をしたカマキリは、彼女だけではありません。

肢が折れていたり、触角が欠けていたり、翅が破れていたり。

無傷のカマキリに出会うことは非常に稀なケースだと思います。

傷だらけの身体は、彼らが厳しい生存競争を生き抜いてきた証拠。

一生懸命に生きている姿を見る度に、私は愛しい気持ちになります。


彼女の屍を見たのは、それから10日後のことでした。

小さなアリが数匹、彼女の身体を囲んでいました。


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2 コメント

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感動 (rie)
2005-11-29 19:52:11
確かに、生き抜くために必死に・・・・。



感動してしまいました。



本当にいろいろなカマキリたちの姿。



素敵ですね・・・・。
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rieさんへ (タツヤ)
2005-11-29 22:03:27
少ししんみりさせてしまったでしょうか。

敵と戦って、傷付いて、それでも必至に生きて、

次世代に希望を託して、そして最後には土に還る。

自然界ではこのようなサイクルが繰り返されていきます。

この記事から何かを感じ取って頂けたのであれば幸いです。

貴重なコメント、誠にありがとうございました。m(_ _)m
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